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ペレニアルガーデン講座 第7回目(11月28日実施)

 第7回目は、いつまでも暑かった夏もようやく終わりを迎え、秋が深まってきた感触のある11月28日に行われました。残っている植栽地エリアの約半分の植え付けをする回です。今年度の講座から入った方には、はじめての植え付け作業です!

 実は、植え付けの準備は、25日(月)から始まりました。少しだけ、その様子をお伝えします。今回の準備は、講座受講生の方々も参加して、届いた苗の仕分けや配置も行いました。

25日の準備作業の様子。管理用の通路を円形のステップストーンを使って配置し、苗の配置の目安になるように、紐でグリッドを作りました。
26日の夕方には、受講生とサポーターのみなさまの有志により、苗の配置がすべてのエリアで終了。28日の講座は、ここから始まりました。


1.植栽するペレニアルアーデンのデザインについてレクチャー

 28日はとても良いお天気に恵まれ、気温もこの時期としてはとても高め。半袖でもいいくらいの気候でした。
 まずは、いつも通りに植物会館会議室に集まり、前回までの振り返りや、前日までに行った準備作業の内容について、参加できなかった方にも様子がわかるように説明します。

講師陣。左から木村講師、谷村講師、三浦講師。

2.いよいよ植え付け実習

 今回は5つのエリアに植え付けます。そのうち1つのエリアだけは、昨年度に植え付けたエリアと同様のマスプランティングでデザインしたエリアで、残りの4つがミックスプランティングでデザインをしました。
 宿根草園の花壇は、全面が一様なデザインでは無く、芝生広場に近い場所に華やかなイメージのマスプランティングゾーンがあり、徐々にミックスプランティングゾーンに移り変わっていく、変化のあるゾーニングをしています。
 そのため、同じように多年草を植え付けるのですが、デザインの方針によって植物の選び方はもちろん、配置の方法も変わります。それらを同時に学べるように、カリキュラムを組み、体験していただきました。

マスプランティングゾーンで、どんなふうに配置をしたかの説明と、植え方のレクチャーをしました。

 今回の植え付けでは、1株1株植えながら、水をあらかじめ植穴に入れる「水極め」という方法で水やりをしました。ペットボトルなどに汲んで、丁寧に土と苗と水を馴染ませていきます。こうすると、植えるときには少し手間がかかりますが、確実に水を根まで行きわたらせることができます。
 グループごとに担当のエリアを決め、配置された苗を周囲との関係も見ながら植えていきます。早く終わったグループは、他のグループを手伝って無事に全部の苗を植えることができました!

1株ごとに丁寧に確実に植えていきます。
谷村講師から配置などについて、小さな修正についてのサジェッションがあることも。
大きなバケツに水を溜め、水が滞りなく行き届くようにします。
途中でティータイムを設けます。植えた様子を観察してこれでよいかを検証したり、同じグループの方たちと交流を愉しむ時間になっています。今回はブレンドされたハーブティーを用意しました。
植え付け終了。1株ごとにしっかりと水をあげたので、植えた直後でも元気そうです。
植え付け終了!

3.充実の笑顔たち

 植え付け終わり、それぞれのグループと全体で記念写真を撮りました。
大量で広範囲の植え付けをみんなで行って、充実感でいっぱいです!

全員で記念写真。

 最後に、昨年11月と今年3月に植え付け、みんなで手入れをしてきたエリアについて、秋のガーデンのガーデンツアーを行いました。秋らしい美しい姿の植物たちについての説明は勿論ですが、まれにみる高温が続いた夏の影響や樹木の選定工事等の影響で枯れてしまったり、うまく育たなかった植物も実はたくさんありました。それらがなぜうまくいかなかったかについても、説明をしていきました。

三浦講師が主に案内してガーデンツアーをしました。
ペレニアルガーデンがどんなものかについて書かれた案内板も設置されました。
「人にも環境にも優しい宿根草ガーデン」についての解説がされています。

 次回8回目は、今回植えたエリアに球根を植えます。主にミックスプランティングゾーンへの植え付けとなります。苗とは違うアプローチを学び、楽しんでいただく予定です。お楽しみに!

 前回に引き続き、今回の写真も、Harukaさん撮影。少し写真を掲載します。

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