ペレニアルガーデン講座開講しました!<後編>
JINDAIペレニアルガーデンプロジェクトは2年目に入り、「地域と育むペレニアルガーデン講座」全10回の第1回が5月14日(火)に開講しました。ペレニアルガーデン講座開講しました!<前編>からの続きです。
前半を終えて、いよいよペレニアルガーデンに移動です。
昨年の11月と今年の3月にワークショップで植え付けた多年草が、びっくりするほど育って、モリモリになっていました。
最初にガーデンを眺めながら、三浦さんからのガーデンツアーを行いました。ガーデンのお手入れのためには、まずはガーデンをよく観察し、何を優先的にお手入れするかを考えることが大切です。
季節が春から初夏に向かう時期のため、春の花たちの花殻が気になるようになったということで、この日は花殻を切る作業を中心に行いました。
三浦さんの説明の元、谷村さんがデモンストレーションをし、どんな植物の花殻を切るのかなどを理解し、グループに分かれて作業を開始します。
人数が多いこともあり、作業はどんどん進んでいきます。
そんな中、「先生~!」と講師を呼ぶ声が。行ってみると、立派なキアゲハの幼虫がいました。「どうしますか?」ということでしたが、そのままにしてもらうことにしました。
キアゲハはセリ科の植物を食草にしています。セリ科の多年草もたくさん植えてあるため、その植物にお母さんキアゲハが卵を産み付けていたようです。確かに葉を食べられてしまうのですが、神代植物公園は小鳥など他の生きものたちもたくさん暮らしていて、この幼虫たち全部が大人になるわけでもなく、葉を食べつくされるわけでもないので、見守ります。そうやって、生物多様性のガーデンを、ここでは目指しています。
人数が多いということもあり、あっと言う間に、ガーデン全体がスッキリした印象になりました。最後に、植物園園長記念写真を撮影して終了しました。
講座は1年間続きます。1年を通して関係することで、多年草を使ったガーデンのお手入れの方法、その活用や、まちづくりとの関係を実践を重ねて学んでいきます。こちらでも報告していきますので、楽しみにしていてください。