【事例紹介】請求書のPDFを読み込み、生成AIでGoogleSpreadSheetに書き込む
jinbaflowについて
jinbaflowは簡単な指示で/ノーコードで、データ変換、分析、他サービスとの連携など、さまざまなことができる日本発のワークフロー作成ツールです。
はじめに
今回はPDFファイルの内容をGoogleスプレッドシートに自動で書き込むワークフローの作成方法についてご紹介します。
このプロセスは、請求書のような定型文書のデータを効率的に収集し、業務での手動入力を減らすために役立ちます。
1. PDFファイルのアップロード
まず、PDFファイルをjinbaflowにアップロードします。jinbaflowでは、「ファイルアップローダー」または「PDFローダー」のいずれかを使ってファイルを取り込むことができます。
例えば、PDFファイルをドラッグ&ドロップすると、その内容がシステムに読み込まれます。
2. PDF内容の抽出
アップロードされたPDFから必要な情報(例えば銀行名、支店名、口座の種類、口座番号、口座名義、合計金額など)を抽出します。この作業はAIモジュールを活用することで、手間なく情報を取得できます。抽出結果はPythonのリスト形式やディクショナリ形式で取得し、データ処理を進めやすくします。
3. 銀行コードと支店コードの取得
請求書に銀行コードや支店コードが含まれていない場合は、GoogleサーチAPIを使って情報を取得します。具体的には、銀行名と支店名を検索クエリとしてAPIに渡し、関連するコードを取得します。こうすることで、不足している情報を自動で補完することができます。
4. Googleスプレッドシートへの書き込み
次に、取得したデータをGoogleスプレッドシートに書き込む手順です。jinbaflowを利用することで、Googleの認証情報(クレデンシャル)をセットアップし、スプレッドシートに自動でデータを送信します。必要に応じて、データを追加する行を指定したり、特定のセルに色をつけて視認性を向上させたりも可能です。
5. 応用の可能性
このワークフローの応用として、取得したデータをさらに加工してCSVファイルとして保存したり、別のスプレッドシートに転記することも可能です。また、jinbaflowを使うことで、他の多様なデータソースからも同様のデータ抽出と転記を自動化でき、業務効率を大幅に向上させることが期待できます。
まとめ
PDFファイルの内容を自動的にスプレッドシートに転記し、さらに外部APIを活用して不足している情報を補完することで、データ処理の効率が飛躍的に向上します。jinbaflowの柔軟なワークフロー構築機能を活用し、ぜひ業務自動化にお役立てください。
本ワークフローはYouTube動画で詳しく解説をしていますので、併せてご覧ください!
ワークフローはこちら
本記事で紹介したワークフローはこちら(https://flow.jinba.ai/shared/0cde1524-445f-49d9-9ed4-754793c5b284)です。
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