【jinbaflow講座#2】主要モジュールの紹介
jinbaflowについて
jinbaflowは簡単な指示で/ノーコードで、データ変換、分析、他サービスとの連携など、さまざまなことができるワークフロー作成ツールです。
【jinbaflow講座】#2主要モジュールの紹介
今回は、jinbaflowをこれから始めようと思ってくださっている方、登録はしたものの使い方がわからない、という方向けに主要モジュールの紹介記事を書いていきます。
この記事では、こちら(https://flow.jinba.ai/template/a8899e40-470d-4d10-b6ea-5977a41a4101)で公開しているチュートリアルと連動して、主要モジュールの紹介を行っていきます。
本ワークフローはテンプレートとして公開されておりますので、こちらもぜひ併せてご確認ください。
※ワークフローは会員登録後に使用することが可能です。
はじめに
jinbaflowの登録方法や基本的な操作方法などはこちらの記事で解説しておりますので、下記をご確認ください。
モジュールの呼び出し方
モジュールはサイドバーにメニューがあります。
サイドバー>①トグルの中から探す方法、②検索ボックスの中から探す方法があります。
(なお、現在サイドバー/検索ボックスの日本語対応は未対応です)
モジュール一覧
File Loading モジュール:ファイルのアップロード
ファイルをアップロードする際には、File Loading Modules内の以下のモジュールを使用します。
File Upload
PDF
Excel
CSV
JSON
Scrapeモジュール:WEBサイトの読み込み
WEBサイトを読み込みたいときはScrapeモジュールを使用します。
URLの枠内に対象のサイトを貼り付け、左上の▶️で実行することで、出力ブロックに結果が返ってきます。([ここに結果が表示されます]の箇所)
なお、スクレイピングの行為自体には違法性はありませんが、サイトによってはスクレイピング行為を禁止しているサイトもありますので、必ず対象サイトの利用規約等をご確認ください。
また、スクレイピングを禁止しているサイトのほか、会員登録を伴うサイト/特定のアカウントにログインした場合のみ得られる情報などはスクレイピングが行えません。
YouTube Transcriptモジュール:Yotubeの文字起こし
Youtubeの文字起こしをする際はYouTube Transcriptモジュールを使用します。
URLの枠内に対象のサイトを貼り付け、言語を選択し左上の▶️で実行することで、出力ブロックに結果が返ってきます。([ここに結果が表示されます]の箇所)
+タイムスタンプ機能も選択可能です。
Credentialモジュール:GoogleやNotion、Slackとの連携
Google(メール、ドライブ、カレンダー、スプレッドシートなど)やNotionなどと連携したい際にはCredentialモジュールを使用します。
このモジュールを使用する際には、⚙️からご自身のアカウントと連携を行う必要があります。
Promptモジュール:内容の要約/整形
取得した内容を要約したり整形したいときはPromptモジュールを使用します。
ChatGPTに指示するのと同じ要領で指示をすると結果が返ってきます。
画像のように、Youtubeモジュールと組み合わせて、動画から取得した内容を要約するような場合に使用できます。
Pythonモジュール:情報取得、データ処理
情報を取得したり、取得した情報を使用して何らかの操作を実行する際にはPythonモジュールを使用します。
指示分を入力して、Generate Codeをクリックすると、コードを自動で生成し、処理を行います。
↑の画像のようにCredentialモジュールの後ろに繋いでGmailから情報を取得したり、
↑の画像のように、Credentialモジュールの後ろにPythonモジュールを繋いでGoogleカレンダーの予定を取得する&Pythonモジュールの後ろにプロンプトモジュールを使用して取得した情報を整えるというような使い方ができます。
Chartモジュール:チャートやグラフを作成
チャートやグラフを生成したいときにはChartモジュールを使用します。
生成したチャートはタブ内Chart Dashboardから確認/画像として保存することも可能です。
📷アイコンをクリックで保存が行えます。
Extractモジュール:
具体的なデータを取り出す際にはExtractモジュールを使用します。
なお、似たような指示をするモジュールにPromptモジュールがありますが、Promptモジュールとの違いは以下のとおり。
PromptはAIに「依頼する」方法。
Extractは「データを取り出す」具体的な手段。
Extractモジュールの使い方の一例として、上記の例では以下のようなワークフローを実行しています。
Scrape Websiteモジュールを使用してWEBサイト(YCサイト)を読み取り
Extractモジュールを使用して会社名と業界のみをリストアップ
Credentialモジュールを使用してGoogleスプレッドシートを連携
Textモジュールを使用して転記先のスプレッドシートをリンクで指定
Pythonモジュールを使用して2の情報を4のスプレッドシートに転記
Textモジュール:文字列
転記先のリンクや、アドレスの情報、件名などをテキストベースの内容を使用する際はテキストモジュールを使用します。
Perplexity Send Messageモジュール:Perplexityと連携
Perplexityと連携するには、Perplexity Send Messageモジュールを使用します。
本ワークフローを使用するにあたっては、PerplexityのアカウントおよびAPIが必要になりますのでご了承ください。
API key は以下から取得できます。
https://www.perplexity.ai/settings/api
Line Broadcast Message:LINEと連携
LINEと連携する際にはLine Broadcast Messageを使用します。
LINEと連携するにあたっては、LINE Messaging APIを取得する必要があります。
LINE Messaging APIの取得方法やLINE側の設定は各自行っていただく必要がありますので、以下のサイトを参照の上、設定をお願いいたします。
(LINE developers:https://developers.line.biz/ja/docs/messaging-api/getting-started/)
ということで、今回は主要なモジュールについて紹介をしました。
モジュールは他にもまだまだたくさんありますが、今回紹介したモジュールを2つ3つ4つ…と組み合わせるだけでもさまざまなワークフローが実行できますので、ぜひ実際にお試しください!
モジュールは今後もバージョンアップ&追加される予定につき、今回紹介しきれなかったモジュールも第二弾として紹介しようと思います。