Fuji film XE-4 と行く初秋の 北アルプス針ノ木岳サーキット
こんにちは。じなん。ʕ•ᴥ•ʔ です。
ズミクロ...いやオミクロンがとんでもない速さで広がってますね。まさに爆速。
またキリキリとした息苦しい世の中になってきたので、今回はすこーし息を抜いて、時を遡って昨年夏にソロで回った針ノ木岳サーキットをご紹介したいと思います。(超無理矢理)
針ノ木サーキットもしくは扇沢サーキットどちらでも大丈夫です。写真多めで、ついつい長話しちゃいました。お時間あるときどうぞ。
工程について
反時計回りのテント泊がオススメ。健脚なトレイルランナーは日帰りラウンドも充分に可能だけど、ちょっと忙しいし何より朝晩の太陽の物語を見れないのは少しもったいない。
針ノ木小屋のテン場は今となっては数少ないノンアポのテント場なので、「アレ?週末天気いいじゃん!」の登山にも対応可能です。
ギアについて
今回はX-PACとコーデュラ1000Dをふんだんに使用して作成した自作のバックパックで軽量テント泊装備で望みました。容量は大体28リットル前後でしょうか。重量は水込みで8kgと超軽量でした。
すこーし山登りをしたことがあれば、水込みで8kgテン泊装備の軽さが、どれほどのものか分かると思います。ここまで装備を軽くすると1番重いのは、カメラだったりします。
カメラについて
(ようやく話が戻ってきた。ʕ•ᴥ•ʔ)
今まではフルサイズ一眼レフ最軽量を長きにわたって守ってきたCANON EOS 6Dがその主役でしたが、フィルムカメラにハマり謎のカメラ二台体制が出来上がります。
しかし。重い!!(╬ ಠ 益ಠ)
カメラだけが猛烈に重い!!ご飯もスカスカのアルファ米、着替えもパンツだけだし、寝袋もペラペラだし、ほかは死ぬ気で軽くしてるに!!!!カメラだけが!!!とわりかし本気で悩みます。
富士フイルムのデジタルはフィルムシュミレーションでベルビア使えるよ!というのを見かけて、X100Vを手にしようとしますが、マウントアダプターという大人の玩具を使えばグフフ…と悪巧みしてのXE-4を発売日に手にしました。
今回は標準画角のXF35mmF2を相棒にモードはベルビアの撮って出しになります。
扇沢→針ノ木雪渓→針ノ木小屋
大した見どころはありませんが、あっと言う前に稜線に上がりテントを張ります。朝9時だと言うのにノンアポのテン場は大混雑。すでにフラットな地面は少なくなっていますがなんとか登山道の脇の平地を確保。
ここからは怠惰を貪り、日頃の睡眠不足の解消や絶景を見ながらお菓子をポリポリしたり、山ガールを探したりします。
陽が落ちる前には夕食を平らげて、ヘッテン、カメラ、防寒着を手に蓮華岳に出発します。
針ノ木小屋→蓮華岳
山に登る最大の楽しみはこの日替わりの太陽の物語に尽きるかと思ってます。今回も大満足。
XF35mmF2は神レンズと称されるF1.4より線は確かに太いものの軽量コンパクト、防塵防滴-10℃対応、速いAFと登山には適したレンズだと感じています。明暗差が大きな夕焼けのシーンでも正確なフォーカスは頼りになりました。
テントに戻り、コーヒー淹れて先程の写真を見て微笑みます。明日の行程は長いので早めに寝ます。
針ノ木小屋→針ノ木岳→スバリ岳
ガサゴソと夜中3時に起床。外はガスってて眺望無し。とりあえずジェットボイルでお湯を沸かして、リゾッタを口に運びます。超がつくほどの速攻で湯沸かしできるジェットボイルは実はlight & fastには必須です。アルストだと確実にもう30分早く起きなきゃ。
テントを畳み、パッキングして暗闇のなかヘッテンつけて出発。御来光目当ての登山者がたくさんいます。暗闇の登山は自分と向き合う絶好の機会。慣れるまでは怖いですが是非。御来光を針ノ木岳の上で見て、明るくなりかけたら今日の本題のスタート。
針ノ木岳から冷池山荘まではエスケープルートのない後立山連峰南部の主稜線縦走路です。ざっくりと約10時間、テント泊装備を背負ってアップダウンの激しいガレ場を歩きます。
赤沢岳→鳴沢岳
急なガレをアップダウンしていきます。この日はガスがかかったりキレたりと視界に動きのある1日でした。このへんは足元悪いので要注意。
岩小屋沢岳→種池山荘
さあ。ここまで来ればガレは少なくなり、歩きやすい道になります。足元は良いもののアップダウンはあります。稜線散歩を惜しみながら楽しみます。
種池山荘→柏原新道→扇沢
このサーキットにトライするだろうヒトにはもはやお馴染みのルートかもしれません。
それでも気を抜かないで!事故の多くは下りで起きています。
多少の疲れはあるものの、冷池山荘で購入したコーラを片手にトコトコと快調に飛ばしてお昼には扇沢着。
薬師の湯(裏)にて源泉で身体を冷やしてさっぱり。下山後は信州蕎麦をいただきました。最高。
感想
このサーキットは実は3回目になりますが、毎回思う事は、「もう少し歩かれてもいいのでは?」でした。長いコースタイムから敬遠されがちなのか、山岳雑誌で取り上げられないからか、圧倒的に人が少ない。
反時計回りをオススメなのは、後半に難所が出てこないからと、冷池より針ノ木のほうが日の出日の入りを楽しめるから。でした。
同じ道を歩かないサーキットで、新宿直結のバスが出てて、ゴタテの主稜線を歩ける。実はすごいコンテンツだと思います。
書いてみるとほとんど駆け足でしたが、長々とまとまらない文章ですみません。
マスクを忘れてアルプスの風が少しでも吹きますように。(今頃猛吹雪。)
イイネ。フォロー。とても喜びます。ʕ•ᴥ•ʔ
こんなこと知りたいがあればリクエストもおねがいします。それではありがとうございました。
ʕ•ᴥ•ʔ