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海外ミステリー本感想14「生きるか死ぬかの町長選挙」


3作目も面白い!

         ジャナ・デリオン著
        生きるか死ぬかの町長選挙
           東京創元社

長年シンフルを陰で仕切ってきたアイダ・ベルが、ついに町長選挙に出馬する。二週間前から身分を偽り町で暮らすCIA秘密工作員のフォーチュンは、これまでの縁から選挙戦を手伝うことに。ところが、公開討論会が終わった直後、対立候補が殺されてしまう。犯人扱いされた友の無実を証明するため、立ち上がるフォーチュンたち。
が、その結果小さな町はまたも大騒ぎになるのだった!

あらすじより

<ワニ町>シリーズの3作目。かなり早いペースで読んできている。このシリーズが毎回非常に面白く、次の展開を早く読みたいからこうなっている。
私はシリーズものが大好きだけど、さすがにこんなハイペースで読むことは今までになかった(少なくとも海外ミステリーの作品では)。
私の習慣を変えさせたこのシリーズ、まだまだ楽しめそう。

巻末の解説で指摘されていたがこのシリーズ、1作目からこの3作目までで2週間しか経過していない。
その間に事件が3つ起こっているわけで、身分を偽って生活しているフォーチュンが疫病神だと認定してもいいのではないだろうか(まあそれが小説なんですがね)。

純粋な謎解きのミステリーにアクションが加わり飽きさせることのない展開が続く。
最後まで読んで「ああこの作品シンフルの町長選挙の話だったなあ」と思わず遠くを見た。
何しろ町長選に出馬した候補が殺されるのだからとても選挙どころじゃない。
4作目では新町長が決まるのかどうかもまだ購入していないからわからない。
今後の展開が楽しみなシリーズである。
ちなみに第4作は「ハートに火をつけないで」。
第5作は「どこまでも食いついて」。

いつでもすぐに読み始めることが出来るようにシリーズを全部購入して積読しておかなければならない。

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