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観劇に備えて

2025年1月下関市民劇場の例会にトルストイの「アンナ・カレーニナ」をお迎えします。
栗原小巻さんが主役のアンナを演じます。
栗原さんの下関への出演は2021年8月「愛の讃歌・ピアフ」以来。
今からものすごく楽しみです。


壮大な物語!

劇団をお迎えする担当になったので原作を購入して読みました。
光文社古典新訳文庫と新潮文庫で発売されていて光文社は4冊、新潮社は上中下の3冊。何故1冊違うのかは購入する時には調べませんでしたが、光文社の方が前に出ていたのでそちらを購入。

1巻:第1部・2部 589頁
2巻:第3部・4部 502頁
3巻:第5部・6部 582頁
4巻:第7部・8部 373頁
1~3巻巻末に読書ガイド、4巻解説付き

4冊でなんと2046頁!!
ロシアの大地のような壮大な物語を堪能しました。
ここまで長い本はもちろん読んだことがない。未知の世界。

青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう。

第1巻あらすじ

この作品はアンナとヴロンスキーとカレーニン、リョーヴィンとキティの話が交互に展開します。
それぞれが様々な事情を抱えながら傷つき、癒され、絶望に襲われたくましく生きていく。
私はロシア文学もトルストイも初めて読みましたが、読みやすい文体に導かれながら楽しめました。
ただかなりの長さがあるので時間はかなりかかりましたが。
文体に慣れてその流れに乗ることがやはり大事なのだと思わされた作品でしたね。

これだけ長いと25年の舞台はどこをどう切り取るのか。
まだ当然台本が届いてないので何とも言えない状態です。
今回誰よりも早く原作に触れてよかったと思います。
誰に何を聞かれてもきちんと答えることが出来る気がする!
素晴らしい読書体験を出来て幸せでした。
新潮文庫の「アンナ・カレーニナ」もいずれ購入し読んでみようと思います。


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