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情熱と夢を受け継ぐ

先日すばらしいニュースが飛び込んできました。
「SHOGUN 将軍」エミー賞で18部門制覇

真田広之さんが主演・プロデューサーを務めた作品で作品賞・主演男優賞・主演女優賞など18部門制覇は史上最多。

NHK大河ドラマ「太平記」で足利尊氏を演じていた頃を思い出しながら、この快挙のニュースを見ていました。
今回の作品は真田さんがプロデューサーとしてあらゆる場面に関わって制作したとのこと。
一切妥協せずきちんとした本物の時代劇を作りあげた。
所作の一つ一つにも衣装にも細かいこだわりをもって臨んでいるからこそ、各部門でのそれぞれの評価につながったんだと思います。

授賞式で真田さんはこう述べています(一部)

これまで時代劇を継承し、支えてきてくれたすべての方々、監督や諸先生方に御礼申し上げます。
あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を越えました。

授賞式でのスピーチ

時代劇を継承し、支えてきてくれた‥‥この言葉重いですね。
真田さんの先輩にあたる数々の名優が時代劇という枠を作り多くの名作を世に送り出してきました。
「水戸黄門」「遠山の金さん」「大岡越前」「暴れん坊将軍」「江戸を斬る」「長七郎江戸日記」「必殺仕事人」
まだまだ書ききれないぐらい多くの、誰もが名前ぐらいは一度は聞いたことがある作品。
今では時代劇という番組が地上波ではほぼ見ることが出来ないと思います。
時代の流れとは言え寂しい限り。
令和の時代まで継承してきた時代劇という素晴らしい伝統を今後どうさらに後世に継承していくのか。
真田さんの時代劇に対する情熱を、他の製作者が受け止めて再び時代劇が復活することを心から望んでいます。

築地小劇場100周年で築地の想いを受け継いで今活動している各劇団と同じように、かつての時代劇製作者の想いをしっかりつなぐことが出来ますように!


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