海外ミステリー本感想4「蜘蛛の巣」
アガサ・クリスティー著
蜘蛛の巣
クリスティー文庫(ハヤカワ)
ポイント3倍の日に必ず、早川と東京創元社の本を最低1冊ずつ購入するということを最近ずっとしているが、その中で購入した1冊。
戯曲を買うことを完全に忘れていたので購入。
アガサ・クリスティーについてはいずれ記事にしないといけないことがある気がするがそれはまたいずれ。
ミス・マープルの長編「書斎の死体」に似た展開の戯曲。小説よりも戯曲は会話劇なのでより読みやすい。目の動きなどで表現する人間心理などもあり、実は小説よりも奥が深いのが舞台。
私は京都に住んでいる時に「検察側の証人」を大阪の劇場で観劇したが、驚きの連続に感動したことを覚えている。
ミステリーの舞台なので当然犯人がいて犯人探しがメインになるが、その過程が毎回違って面白い。
人ってなんて魅力的で想像力が豊かでいいのかなと観劇をしていて毎回思うが、それは推理劇でも同じこと。
もしこの舞台が日本で上演されたら配役を見ていろいろ想像してしまいそう。それだけ役者によって演じ方を変えれる。演出家の腕の見せ所でもあるがいい脚本にいい役者といい演出家は最高の舞台の必須条件。
読みながら自分だったらどの役を演じてみたいとか、どう演出してみたいとか思わず想像してしまった。
小川洋子さんの「ブラフマンの埋葬」を昼過ぎまでに読み終わって、すぐに読み始めて寝る前に無事読み終わった。
台風10号による仕事内勤のおかげ。
そこだけこの台風に感謝しよう、ありがとう!
秋の夜長はミステリーとは誰がつけたのだろうか。
その通りだと本当に思う。
台風一過の今日はまた暑くなっている。残暑が厳しそうな予感がもうするが、体調を崩さずいい読書をしていきたいと思う。
素敵な本との出合いがまたありますように!