
〖親孝行〗母を亡くしてマザコンになった話
あれから5か月経ちました。
私の家族は、父・母・兄・私の4人家族。
20代前半で私たちきょうだいを産んだので
もう母たちが30代後半には親離れしていて、両親は趣味に有り余るほどの時間を費やしていた。
高校生のころの私たち家族は 単独行動 という言葉が似合うほど
それぞれが各々の自由な時間を過ごしていた。
そして、子どもとしては有難いことに 放任主義 な両親だったので
私たちが選ぶことに反対されたことはほとんどなかった。
今、不安になって 放任主義 という言葉を調べてみたら
”ほったらかし育児とは違って、親子の愛情や信頼関係があること”だそう。
良かった🥹
そんな両親育てられたこともあって、大きくなってからは
誕生日や記念日にみんなで集まって・・・とか。
家族旅行とか全然しなかったし
家族LOVE、お母さん大好きっ!みたいな娘ではなかった。
数年に1回、母と旅行へは行った。
箱根、京都、名古屋。
私が結婚して、子どもが産まれてからは頻繁に会いに行ったり
お世話になることも増えて、関わることも多くなっていたけど
それでも、孫たちにラブラブちゅっちゅするような溺愛表現をする母でもなかったし
母は母のやり方で、孫たち可愛がってくれる人だった。
私の子育ても、母に似てるなと自分で思うところはあって
ウルトラスーパーカワイイ子どもたちだけど
〇〇ちゃん♡〇〇くん♡と愛情表現をするタイプの母ではない。
ドライというか、距離感というか、私の子だけど私ではないというあえて距離を持って子育てをしている。
そんな私がだ。
亡くなった母の仏壇やお骨は、父のもとにあるのだけど
すっかりお線香の匂いをかぐと、母に寄り添ってる気がするので
大量にお線香を購入して、毎朝もしくは気が向いたときに焚いている。
そんな私がよ。
日を追うごとに
お線香を炊きながら
「おかあちゃんおかあちゃん♡」と呼び掛けてしまうのだよww
心のなかで おはよう。とか
今日はこんなことがあるよ。とか話しかけるときもあれば
声に出して、昨日はあんなことがあってね。って普通に話してる時がある。
そして、毎回「見てますか?見ててくれてますか?」という気持ちが離れない。
生きていてくれたころに、私たちを気にしてくれてますか?なんて
考えたこともなかったのに、
お空にいると思うと、常に 見てる?って思ってしまうのが不思議。
なんでだろう。
見ててほしいんだな、私。って自分にも不思議。
まだ亡くなってからそれほど経っていないころ
どこか買い物へ行くたびに、切ない気持ちになっていた。
ドラッグストアへ行くときには、介護食やオムツ、日用品。
スーパーへ行けば、好きだったチーズが安くなっていないか、喉を通りやすい食べ物やお菓子は売っていないか。
しまむらへ行けば、季節に合った脱ぎ気がしやすい服はないか。下着に困っていないか。
大型ショッピングセンターに行けば、何か普段買えないもので助かるアイテムが見つけられないか。
買い物に行くたびに母を思い出して、母のことを考えて買い物をしていたのだと思い知らされて
どこへ買い物に行っても胸を締め付けられた。
私ってこんなに母のこと好きだったんだ、って。
「好き」だなんて言葉で、伝えたことないけど
伝わってるといいな。
お線香を利用して、かあちゃんかあちゃん言ってるから
伝わってるか。
母想いの良き娘っていうより、え。マザコンじゃん。って気付いて
自分で驚いているw