機械に取って代わられる未来。

起業家のけんすうさんが運営している「アル開発室」というオンラインサロンに入っているのですが、先日、「僕が実際に体験した「ロボットに仕事を奪われた男」の話」というwebマンガがオンラインサロン内の記事で共有されました。


サロン内の記事なので、詳細はお伝えできないのですが、ざっくりいうと「将来は予測できないから、変化の激しい環境に身をおいて学べる能力を上げておいた方がいいかもね」的な内容でした。

たとえば、今はプログラミングだったり動画編集のスキルが重宝される時代になっていますが、これが10年後とかになると、もしかしたらプログラムを組んだり動画を編集すること自体、ある程度機械で自動化されているかもしれません。

なにか特定のスキルを身につけておけば安泰、という考え方はちょっとリスクかもしれないわけです。

上記のマンガの話だけではなく、これまで多くのことが機械にとって代わられています。

くわを使って朝から晩まで汗水流して耕していた田んぼは、いまじゃトラクターをつかえばほとんど労力を必要とすることなく耕せます。馬を使って長時間かけて移動していた時代から、車や飛行機、新幹線を使えば短時間で長距離を移動できるような時代になりました。

変化の裏でなくなった仕事もあるはずですし、逆に変化したからこそ生まれる職業も多くあるはずです。

これからの時代、ブロックチェーン、NFT、仮想通貨が台頭することになるというおおよその流れはわかるかもしれませんが、どんな職業が継続して、どんな職業がなくなるっていう細かいことは、ドラえもんが友達でもないかぎりわからないわけですね。

あれだけ未来を見据えて事業を展開しているホリエモンこと堀江さんでさえ未来のことはわからないといっているので、ぼくみたいに普通の人間にはちんがら予想もつきません。

なので、「変化が激しい」という前提で生きて、その変化に慣れておくことが大事、というわけです。




難しいのは、どうやって変化に慣れておくか、ということです。

変化に慣れておくのが大事とはわかっているものの、人間は本能的に変化を嫌う生き物です。

「チーズはどこへ消えた」という本があります。

今あるチーズ (自分にとってのメリット) に固執していても、そのチーズはいつかカビるし、なくなってしまう。新しいチーズを探しにいった方がおすすめだよ、的なお話なのですが、目の前にチーズがあると、いつかなくなるとわかっていても積極的に変化するのはなかなか難しかったりします。

事実、ぼくはめちゃくちゃ変化が苦手です。なるべくなら変化せずに生きていきたい、というのが正直な気持ち。

先日書いた「転職」の話にも通じるところがあるかもしれません。職場環境の居心地がいいと、よくも悪くもなかなか変えにくいものです。

とはいえこれからの時代、「変化への適応性」がこれまで以上に求められるのはまず間違いはず。積極的に変化への適応性を身につけておいた方がいい。

ではどうやって変化に慣れるか、なんですが、アプローチはシンプルで、「毎日変化する」というのがおすすめです。

以前、破産寸前のメガネ屋OWNDAYSを再建した田中社長の著書「破天荒フェニックス」という本を読みました。

本の中で田中社長が変化に慣れるコツとして「ジュースを買うときは毎回違うものを買って飲むといい」とアドバイスをされていたので実践してみているのですが、わりとバカにできないくらい効果を感じています。

毎回違う飲み物を選択し続けていると、ほかのシーンで選択を迫られた時にも応用できるようになるんです。

「自販機だけじゃなくて、カフェで飲む飲み物も変えてみようかな?」
「思い切って違うカフェに行ってみようかな?」
「ランチも場所を変えてみようかな?」
「いつもと違うランニングコースを走ってみようかな?」
「これまでのぼくだったらやらなかったことをやってみようかな?」

みたいに、変化することが習慣化するんですね。

で、そのうち変化すること自体が成功体験になります。

おいしい飲み物、おしゃれなカフェ、おいしいランチ、ランニングコースを変えることで見つけた新しい銭湯。

変化は自分が思っている以上に自分にメリットをもたらしてくれるんだ、っていうのがわかります。

もちろん、なかには口に合わない飲み物を手にすることや、店員さんの態度がクソ悪い (口が悪いぞ!!) お店でランチを取らざるを得ないことも出てくるのですが、それ以上にこれまで知らなかったいろいろなことを学べて楽しい!っていう気持ちがいまのところ勝っています。

また、変化をし続けることは勇気のいることなので、勇気を出し続けられている自分にちょっとずつ自信もつきます。

変化に慣れるとどんどん自分の世界観が広がるので、かなりおすすめです。



というわけで

・自分の仕事が機械にとってかわられる未来というのは十分にあり得る
・とはいえ未来は予想できないので、変化適正をつけておくといい
・変化的性をつけるためには、自販機で飲み物を買うときは毎回違うものを選ぶようにする、ぐらい小さな変化を日常化することがおすすめ

なにかの参考になりましたら!



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