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「ひとが奏でる小高の旋律」小高区の魅力は、誰もが主役の物語
#PR #遊ぶ広報 #ワーケーション #南相馬 #小高 #おだかぐらし #旅 #コミュニケーション #ひと
小高の魅力は何と言っても「人」です。
様々な背景を持つ移住者の方々、地域に暮らす方々とのとの交流を通してその可能性と温かさを感じて欲しいです!
徳島から高知市までの長い道のりをお遍路さんとして歩き旅した2週間弱の期間は、ぼくにとって生涯の宝物になった。
その時間を宝物にしてくれた要素の一つは、国や人種を問わない多くの人たちとのコミュニケーションだった。
そんな遍路旅を終えた3日後、小高区へ旅に出たぼくはもうひとつの宝物を得ることになる。
「小高区の魅力はどんなところにありますか?」
もしこんな質問を受けたなら、ぼくはこう答えるだろう。
「ひとです。こんなに魅力的なひとたちが揃った地域は、そうないと思います」
小高旅を締めくくるにあたって、ぼくが旅人として訪れた小高区の魅力がなぜひとだと思ったか、かんたんにまとめておこうと思う。
まるで漫画の世界?ユニークな背景を持っている人がいっぱい
3泊4日というそう長くはない期間で、小高に住む人、小高に関わる人、総勢およそ30人ほどの方々とコミュニケーションさせてもらった。
コミュニケーションの中心となったのは、小高パイオニアヴィレッジという宿泊できるコワーキングスペースだ。
僕が宿泊した日程は、関東の大学から10名ほどの学生さんがフィールドワークで小高にくるタイミングと重なっていて、BBQ、ピックルボールというスポーツ交流に運良く巻き込んでもらうことができた。
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小高パイオニアヴィレッジでの交流を通じて感じたのが、主体的に生きる人の多さだ。
「村を作りたいんです」
宿泊初日、小高パイオニアヴィレッジでひたすら机に向かって仕事をする太向さんはそう話してくれた。
「村を作るなら祭りは欠かせない。その祭りもせっかくなら新しくて面白いものにしたい。そんな思いで、今はドローンアートに携わっています」
40台を超えるドローンを自費で購入し、食費を切りつめて大変だったこともあると笑って話してくれた太向さんの目は、夏休みにカブトムシを追いかける少年のように輝く。
「村というコミュニティーでサポートし合えれば、育児とかもみんなでできる。そんな村がいくつかできれば、特色のあるいくつかの村を行き来できる。そうなればきっともっとおもしろくなるはず」
村を作りたいと話す背景には、そういった想いがあるという。
僕が歯磨きを終わらせ、眠りにつこうと部屋へ戻るその時も、少年の眼で仕事に励む太向さんの姿が今も網膜に焼き付いている。
小高パイオニアヴィレッジにはほかにもユニークなキャラクターを兼ね備えてる方が多くいた。
「今は都会で暮らすよりも地方で暮らす方が面白そうだ」と大学卒業後そのまま移住してきた従業員さん。
19歳という若さで2つのコワーキングスペースを行き来して働きつつインターンシップにも参加し、学生生活を送る大学生さん。
「遊ぶ広報」を通じて地域を盛り上げる担当者さんや、舞台を主戦場として活躍するプロの俳優さん。
誰と話してもその背景はとても面白いものだった。
「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」
小高パイオニアヴィレッジを経営する和田さんは、上記のミッションを掲げて働いているときいた。
そんな和田さんがいる地域だからこそ、これだけ主体的な人たちが小高区に集まっているのかもしれない。
友人並みの優しさと温かさで接してくれる
小高周りの人は、とても親しみやすい。
すでにご紹介したブックカフェ「フルハウス」の爽やかお兄さんもそうだし、相馬牧場で案内してくれた従業員さんもそう。
BBQで知り合った俳優さんは、たまたま少し時間があるからと、BBQの翌日、震災について勉強したいという僕達 (遊ぶ広報で小高を訪れた方がもう1人いました) のために車を出して、ほぼ丸一日付き合ってくれた。
震災遺構を巡る際には、人伝にきいた体験談や、俳優さん自身が現地で生活する中で経験したことを知ってる限り教えてくれたりもした。
宿泊した双葉屋旅館の女将さんは「自転車使う?」なんて気さくに話しかけてくれたりするし、震災について質問してもめんどくさがらず答えてくれる。
ぼくを担当してくれた遊ぶ広報の担当者さんは、アテンドツアーの当日、ぼくが興味があるところはすべて連れて行ってくれた。
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「これ美味しいんですよ...」と紹介してくれた関西地区で見たことのなかったカフェオレは、甘くて最高に美味だった。
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アテンドツアー後に参加した小高パイオニアヴィレッジのBBQには、遊ぶ広報の別の担当者さんも参加していて、すでに小高地区の紹介を終えた後であるにもかかわらず、近くの海岸から見る星が綺麗だからと、BBQ終了後、満天の星空が見える場所へ案内してくれた。
「あれ?ぼくここで生まれ育ったけ?」と勘違いするほど、多くの人が友人のようにぼくを受け入れてくれた。
すべての人と関わったわけじゃないので断言は出来ないが、少なくともぼくが交流した人たちは優しく温かい人がとても多かった。
最後に
小高という場所をひと言でまとめるなら、「もう一度きたい町」になる。
それは、温泉があるとか、すごい観光スポットがあるとかじゃなくて、町を織りなす人々の魅力がたくさん詰まっている地域だから。
「小高の魅力はなんと言っても「人」です」
小高旅を身をもって経験した今、ぼくも本音でそう言える。
ぼくが感じた今回の旅の魅力の100分の1でもいいので、このnoteで伝わっていると嬉しい。
必ずもう一度こよう。小高の町に勝るとも劣らない魅力的な自分にきっとなって。