東京喰種に学ぶ「苦手な相手と仲良くなる方法」
「東京喰種」というマンガがあります。
ざっくり内容を要約すると、人間と、人間しか食べることができない「喰種 (グール)」という種族の争いを描いているマンガです。
今回は、愛してやまないこの「東京喰種」というマンガから学んだ「苦手な相手と仲良くなる方法」について話をしたいと思います。
苦手な相手を理解する努力
結論からお伝えすると「苦手な相手と仲良くなる方法」というのは「相手のことをちゃんと知ること、理解する努力をすること」です。
マンガでは最後の方まで「人間」VS「喰種」の対立がずーっと描かれています。
東京喰種を読んだことない方のために少しだけ補足させていただくと、「人間側」は喰種に家族や恋人を殺されてしまったりしますし、「喰種側」も同様に「ハト」といわれる人間側の警察組織みたいなのに喰種とバれた瞬間殺されちゃったりするんです。
「やられたらやり返す」という終わりのない復讐の螺旋。
でも「人間」と「喰種」の違いは食べ物ぐらいで、ほかはなにもかわりません。
正確にいうと身体能力とかはちょっと違ったりするんですが、見た目も一緒だし、感情もあります。理解力にも大きな差はないんです。
じゃあなぜ殺し合いが終わらないかというと、「相手のことを知ろうとする努力」が足りないからなのかなーと思いました。
「東京喰種」の世界でいうと家族を殺されてるので、そもそも相手を知る努力をしようと思えるか?は、かなり微妙なところです。
とはいえそれでも相手のことを知る努力がなければたぶん一生わかりあうことはなくて、お互い憎しみあったままになっちゃうと思うんですね。
で、これは現実世界でもおなじだと思います。
人間なので、だれしも「苦手だなぁ…」と感じる相手って絶対いると思うんですけど、その相手を理解しようとする努力がなければ一生苦手意識を感じたままになっちゃいます。
そうなると、仲良くなるというか、理解し合うことはなくなるわけです。
苦手だと感じた相手を理解できると、価値観が広がる
「苦手だと感じたひとはなるべく避けて生きていく」という生き方もありかもしれませんが、それだとちょっともったいない気がします。
「苦手な相手を理解すること」は、自分の価値観や交友の枠を広げるチャンスでもあるからです。
「親近感バイアス」というバイアスがあって、ひとは自分と似た価値観を持つ相手を好きになりやすい反面、価値観が違う人間のことは「苦手」意識を持ちやすい傾向にあります。
たとえば「時間は大切」という価値観を持っている場合、相手が時間通りにくるひとだったら「すごいいいひと!」と感じるけど、時間にすごいルーズだった場合、「うわ、なんかこの人苦手だわ」と感じてしまう、みたいな感じです。
自分と価値観が合わない人なんて世の中いっぱいいますし、そういう人たちを避けて生きるのは一時的には生きやすいかもしれないですけど、価値観は広がらないので、いろんな視野から物事を考えることは難しくなります。
「価値観の違い」を感じたら、「苦手意識」を持つだけじゃなくて (人間なのでどうしても持っちゃう部分はあると思います) 、同時に「なぜそういう価値観に至ったのだろう?」と、違いを理解しにいく姿勢があるとよさそうです。
相手の考え方を理解できれば納得できるかもしれないし、価値観も広がるので広がった分だけいろんな視点から物事を考えることができるようになると思います。
苦手な人も、1周回って好きになるかもしれません。
まとめ
・苦手意識は「価値観の違い」からくる
・価値観の違う相手と出会った場合、相手を理解する努力をすること
・価値観が広がれば苦手意識も変わる
ドラゴンボールしかり、NARUTOしかり、最初は敵だったけどお互いを理解することで魅力的な仲間になるケースは多々あります。
東京喰種も最終的にはお互いがお互いを理解して、人間と喰種が共生する世の中ができるんです。
「あいつ苦手だわ」で終わらせるのではなく、価値観の違いを面白がって相手とコミュニケーションが取れると、苦手だと思っていた相手も好きになれるかもしれないですね。
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