ネット証券 業界分析 - auとの取り組みでグロースするか注目のauカブコム証券 -
こんにちは。お金のマッチングプラットフォーム"お金の健康診断"を提供する株式会社400Fで代表をしている中村仁です。
有料noteで金融業界分析をまとめています。今はオンライン証券の軌跡をまとめています。これまで業界全体、SBI証券、、楽天証券、マネックスGの10年をまとめてきました。
業界全体の流れの中でこれまで取り上げた3社はそれぞれの戦略でこの10年ビジネスを推進してきたことがわかります。そして今回取り上げるのはauカブコム証券です。元々はカブドットコム証券でしたが、auの傘下になりauカブコム証券と名称変更しております。
auカブコム証券の結論は「こだわりの自社開発システムのスケールに成功するか」ということだと思っています。auカブコム証券の斎藤社長の略歴は以下になるのですが、システム出身の証券会社社長という珍しいタイプになります。そのためシステム開発へのこだわりがある中で、素晴らしい開発をされてきました。一方でビジネスについてはグロースが十分ではなかった中でauの傘下になることで今後の挽回に期待が集まります。
そんなauカブコム証券のこれまでの10年を振り返り今後についても私見を述べたいと思います。今回の有料noteですが、ご購入いただきますと以下のような内容をご覧いただけます。どうぞよろしくお願いいたします。
・auカブコム証券 主要KPI10年の推移
・10年間取り組んできた「システム」と「MUFGグループとの連携」
・舵を切った「システム会社化」と「手数料無料化戦争」
・今後進んでいく方向性
1. auカブコム証券 主要KPIの推移
過去10年のauカブコム証券の主要KPIの推移を見ていきます。
まずは営業収益になります。
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