創作大賞応募作、お読みくださった方に感謝を

10月なのに蒸し暑くて、今日もエアコンはドライ設定。
犬がいるから我慢せず、電気代も見なかったことにして過ごしています。

いつの間にか創作大賞の一次審査通過作品が発表されておりました。
ウェディング業界を描いた拙作「司会、入ります!」の通過は叶いませんでしたが、noteに原稿をまとめる機会を得られてよかったなと。
お読みくださった皆様ありがとうございました^-^
披露宴の描写は結構リアルなので、
ウェディングに興味のある方は、
よろしかったら記事を遡ってみてください。

ウェディングが登場する拙作は、以下のとおり。
◆「ブライダルパニック」(2003年発売/白泉社花丸文庫様)
こちらはBL小説ですが、当時のブライダルシーンをリアルに描いております。
ラブの部分は、がっつりファンタジーですが。
電子配信が2011年スタートのため、そのように表記されているサイトもありますが、違うんです。元々は2003年2月発売です。
ということは執筆が2002年。ブライダル情報が化石なみに古いです(T-T)

◆「いつもそこには俺がいる」……第1話が、まるっと披露宴会場です。
初版が1997年ゆえ、ブライダルシーンは「ブライダルパニック」と同じく化石です。その後2015年にガッシュ文庫様から大幅修正版を出していただきました。
◆「背徳のマリア」……こちらもガッシュ文庫様から大幅修正版が出ています。
披露宴シーンでの新郎のセリフが物語の軸になっていますが、やはりブライダル描写は1996年頃を参考にしているため、情報が始祖鳥です。
……あ、すみません。◆は、すべてBL小説です。

「ブライダルパニック」を書いた当時は、
シュークリームをオブジェ化したウェディングケーキ「クロカンブッシュ」の出始めかな? 
遠い過去すぎて明確には覚えていませんが、小説に登場させるくらいだから、クロカンブッシュでのケーキ入刀が珍しい時代だったのかもしれません。
昨今は、新郎新婦やご両家がケーキを食べさせあう「ケーキバイト」が定番と化しているようですが、1990年代には見られなかったイベントです。
でもこれも、数年先には「古い」とか言われちゃうのかな。
そういや媒酌人が高砂(この言い方も古い!)に座っている姿も、全然見なくなりましたね。

人生で、トータル318組のご両家の披露宴司会を務めさせていただきました。
東京に転居した最初の3年で300組ジャスト。
そして離婚後には、少しでも生活の足しに…と1年間の復帰で18組。
この18組を担当させていただいたおかげで、「司会、入ります!」と、その関連作を創りあげることができました。
いまは下顎口内の骨隆起に舌の動きを妨げられ、やや発音が不明瞭です。
プロとして司会のマイクを預からせていただくことは今後二度とありませんが、得た経験は宝です。
感謝ばかり。苦しいこともあったけれど、感謝、感謝の記憶ばかり。
あのとき出会えた新郎新婦、そしてご両家の皆々様が、
いまもどうか幸せでありますように。


友人のご子息ご息女が、ここ数年で続々結婚。
息子もこの夏、三カ月続けて友人知人の披露宴に出席したそうで、
「結婚したくなったんじゃない?」と興味本位で訊いてみたら「逆だよ」と。
「軽い気持ちで結婚できないなって思ったら、ますます結婚が遠くなった」そうな。
あーららー。

もし息子が、いつか披露宴を開催したら。
ささやかな夢が、ひとつだけあります。
息子の結婚披露宴で、短時間だけ司会のマイクを握らせてもらうこと。
入場→主賓の祝辞ご誘導→乾杯を担当したい。そして祝電を読ませてほしい。
心をこめて、感謝をこめて、拝読したい。
それ以外は食べて喋って、ご列席の皆様とハイタッチして呑む!笑。
たとえ叶わなくても、想像するだけで結構幸せ。

あ。場所は立派な宴会場じゃなくて、ライヴOKのレストラン希望。
そしてご祝儀制じゃなくて、会費制。
出費は身の丈に押さえることが大事。笑。


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