ラオス#04 駅前の食堂と日本人
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今日はラオス・ルアンパバーンを離れタイ・バンコクまで800kmの鉄道旅。
まずはラオスの首都ビエンチャンまで高速鉄道で2時間。
運賃は2000円とお手頃。私が乗った便はほぼ満員でした。
ビエンチャン駅からシャトルバスでラオス・タイ国境まで移動。
今、ラオスキープは暴落中。タイに入ってしまえば両替できる場所はほとんどない。絶対にラオスにいる内に両替を済ませておこう。
ビエンチャンから国境を越え、タイ側の国境の街ノンカーイに到着。
バンコク行きの寝台列車の出発は夜だったのでイミグレから街まで出て散策しようとするも、ドライバーの勘違いで駅まで連れていかれてしまった。
ここから街に戻るのも面倒くさい… 駅前に食堂が何軒か並んでいたのでそこで昼食を取ることにします。
オムライスを食べていると近くに日本人らしき人が。思い切って声をかけてみると日本人。通ってきたルートやこれからの行先について談笑していると日本人がもう一人、また一人。日本人バックパッカーが4人も集まった。
聞くと、私が食べていた食堂の隣の店は日本人の方がやっているらしい。
奇遇にも一人旅をする日本人4人が異国の小さな駅前食堂に居る。
久しぶりの日本語。英語漬けの日々だったので心が休まった。
こういった偶然の集いがある度、長旅に出てよかったと感じる。
ばらばらの地からやってきた人たちが1点で交わった後、再び世界のどこかへ散っていく。どれだけ世界が便利になろうとも、このロマンは永久に不滅だと信じたい。
話が弾み、いろいろと情報交換している間に列車の出発時刻が迫る。
バンコクまで12時間の旅路。到着後、会う約束をしてそれぞれの席へと向かいます。
東南アジアも最終盤。日本を離れてから40日余りが経過。
バンコクの次はいよいよインド・コルカタです。バンコクで最後のワクチン接種を済ませてインド行きの準備を整えます。
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