インド#2 ぼったくり
2023/06/29
コルカタ・サダルストリート
インド2日目。
日本人の知り合いがSIMカードを購入するのを手伝うためにサダルストリートに向かいます。バックパッカーの聖地と呼ばれていましたが、今では全くその面影がありません。聞くところによるとコロナでバックパッカーが消えた時期にバングラデシュ人の方が多く来られて、生活されているようです。
サダルストリートでSIMカードを売っている店を探すとものの数分で見つかりました。料金表も貼ってあり表と同じ300ルピーとのこと。1日1.5GB 28日プランで299ルピーが基本の値段ですが、外国人の場合SIMカードの登録が大変なこともあり追加料金を要求してくることが多いです。登録は店員がやってくれますが何度かうまく認証が下りず、何度も顔写真を撮り直しさせられていました。結局この店では、
「うまく登録できなくてSIMカードが2枚無駄になった。俺とお前で1枚ずつ痛み分けしよう。500ルピーだ。」
と屁理屈を言ってきたので、
「それはあなたの責任だろ?なんで払わないといけないんだ」
と言い返すと299ルピーでいいことになりました。とりあえず言ってみて相手が払ったら貰い物、という感じみたいです。
ぼったくりとは?
今回は払わずに済みましたが、相場を知らなければ言いくるめられてしまうことも良くあります。日本の感覚からすると必要以上の値段を払わされて「ぼったくりだ!」となりますが、インドでは少し違いました。
日本よりも価格交渉する文化が色濃く残っているインドでは、交渉して客が払った金額が妥当な金額だと扱われているように感じました。ローカルの人よりも旅行客の方が裕福なのは当然で、彼らもより高い金額を求めて来ます。交渉を経て値下げしても旅行客はローカルの値段よりも高い値段を払ってくれることが殆どです。均一でないのは少し不服ですが、
裕福な人が多く払い、裕福でない人は少なめに払う。
よく考えれば特段変ではない様に感じます。でも資本主義に染まってしまった私たちにとって、同じサービスで価格が違うのは受け入れがたいのかもしれません。最近ではインターネットの発達で価格の情報が事前に得られたりネットから予約できる様になったことでそのような不満や交渉の文化も姿を消していくと思います。
私は交渉を一種のアトラクションのように楽しんでいました。やっぱり人はお金が掛かっていると興奮するのかもしれません。ですが体力も使いますしイライラするのは間違いないのでUberや便利なサービスを使えるなら使うことをオススメします。
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