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【楽天イーグルス】楽天の一番の敗因は配置?瀧中・辛島を先発で起用してはいけない理由 内・清宮を先発で起用すべき理由とは
こんにちは、久しぶりにnoteを書きたいと思います。
今回は僕が何回もTwitterで絶叫している「楽天は先発・中継ぎの配置が間違っている」という論について語っていきたいと思います。
開幕ローテ入りを果たした、制球の良く球種も豊富な瀧中
みなさんご存知の通り、瀧中選手は二桁勝利の実績もある、制球が良くスライダー、カーブ、フォークと多彩な球種を操る投手です。
辛島選手も谷間で使われており、直球は130キロながらスライダー、カーブ、チェンジアップを使い分け打たせてとるピッチングで先発を任されています。
一方で僕がローテ入りを提言するのは、現在一軍リリーフで起用されている内と、二軍のクローザーで起用されている清宮です。
この2投手は直球とスプリット、スライダーくらいしか球種がなく、清宮に関しては制球も良いと言えません。なぜこの二人を代替要員と考えているかお話ししていきます。
瀧中・辛島がリリーフ向きなのは奪三振率が低いこと!?
まず結論として、奪三振率が低い投手はそもそも先発向きでないというのが大前提としてある、ということです。
瀧中投手のストレートの平均球速は141.1キロとプロの先発右腕としてはワーストクラスに低く、奪三振率は3.83ととても一軍レベルとは言えないスタッツを残しています。
同じく辛島選手もストレートの平均球速は136キロと左腕としても平均を大きく下回り、奪三振率も5.40と同じく一軍レベルとは呼べない数字を残しています。
まず平均球速が遅いことがなぜダメなのか?ということをお話しします。
こちらが平均球速と三振率の関係性のデータです。
球速アップによって投手はリターンを得られるのか。シーズンをまたいで球速を上昇させた投手の多くは、コントロールを失うことなく(四球を増やさずに)、三振を増やすことに成功している。"球速が正義"であることを否定するのは難しい。
— 山田 隼哉@データスタジアム (@ds_yamada_j) December 23, 2022
※K-BB%、K%、BB%はストレート以外の球種も含めた数値 pic.twitter.com/MVKPwYlrr3
もちろん球速が速くても奪三振率が低い投手はいるのですが、全体的に平均球速が遅いほど三振が取りづらく、平均球速が速いほど奪三振率が高いことがわかります。
そして、先発で奪三振率が低いことが何故ダメなのか?ゴロを打たせた方が球数を少なく抑えられるのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、奪三振率が高い投手ほど球数を少なく抑えられることはデータで証明されています。
長いイニングをBABIPに左右されず安定して抑えられる奪三振率の高い投手を先発で起用すべきであり、そういう投手をイニングを多く稼ぐ先発で起用しないと、チーム全体の防御率低下に繋がらないのは当然です。
つまり、瀧中投手らが不安定で球数を稼げないのはゴロ狙いで結果ヒットになるかわからない、博打投球を繰り返しているからであり、根本的に一軍で先発をするレベルに達していない、先発向きとも私から見たらとても思えない投球をしています。
安樂投手や酒居投手のように、1イニングなら輝ける場所があるかも、というレベルだと思います。
逆に内投手はストレート平均147キロ、スプリットの被打率も.136、奪三振率7.03と楽天の中ではそもそも上位の実力に入る投手の一人です。
同じく清宮投手はストレート平均150キロ、奪三振率は10.70であり、楽天のピッチャーのラインナップを考えれば、そもそも実力が上位であり、少なくとも二軍では先発に抜擢しないといけない存在であることがわかります。
先発タイプ・リリーフタイプの”考え方”の見直しを
楽天首脳陣に今季言えるのは、間違いなく”先発タイプ””リリーフタイプ”の考え方の根本的な間違いです。確かに、球が速く奪三振率が高いタイプはリリーフのピンチに出てきてくれると助かります。
しかし他球団を見てください。山本由伸も、千賀滉大も、平良海馬も、みんな起用法を見直されて先発として活躍しています。
何故ならば、当たり前ですが球速が速くて三振を取れるピッチャーの方が、球速が遅く三振を取れないピッチャーよりも安定して長いイニングを抑えられるからなんです。
駒不足もありますが、配置から見てこの考えを一番持っていないのが楽天首脳陣なので、現在楽天は防御率最下位に沈んでる、というのが僕の分析でした。