"JAIST"という大学院の受験について
大学院に行くのは、なぜか?さまざまな場所で聞かれます。美容院で髪を切ってもらってる時にも、会社の同僚と話しいる時にも、イベントでの懇親会でも、大学院生であることに疑問を持たれることがあります。その上で、大学院大学という存在についてもよく聞かれます。
そんな体験から、僕が所属しているJAISTの受験や生活についても触れることができれば、いいなと思っています。
この記事で興味を持った人や相談したい方などが入れば、TwitterのDMなどください。
目次
【前提】大学院に進む理由と意義
「興味」さえあれば、大学院へいこう!
いろいろ意見はあるものの納得できるものは正直少ないです。だから、僕はいつも「何かに興味があるのであれば、大学院へ行くことをお勧めする」としています。興味を持っていることはありますか?それが、アニメであろうと数学であろうと文学であろうと興味を持っていることを探求するのが一つの研究としてみればいいのです。
こうやって書くと、一部批判がきそうですが、そんなことは気にしない!笑
大学院に行けばメリットがあることは確かです。
・思考力があがる
・最先端を知れる
・他分野との融合や活用法が出てくる
などなど。それらはまず、「興味」がないとできません。
大学院を選ぶ、ということ。
大学院選びには、さまざまな軸があると思っています。海外か日本か。一般大学の大学院か大学院大学か。分野を別にするか同じにするか。研究に専念するのか視野を広げたいのか。
海外か日本かで言えば、社会人大学院を目指すのであれば、休職で海外か働きながら日本かのような考え方でしょう。現役で行くのであれば、海外をお薦めしますが、自分の深め方は日本でもできることはたくさんあります。そういった中で、僕自身は、JAISTという環境下を選びました。
北陸先端科学技術大学院大学 / 先端科学技術研究科 / 先端科学技術専攻 / 知識科学系 / ヒューマンライフデザイン領域 (現在では、創造社会デザイン研究領域の部類に入る?)というところに属しています。
基本的に僕は自由に研究できるようなところで、かつ音楽をやってきた人間なので、それを活かしたいと思い、防音室や研究スペースの広さ、学生の国籍の多いところを選びました。興味のある分野を受け入れてくださるかどうかを考えるのは前提です。
その上で、JAISTの受験のお話をしましょう。
大学院の受験
僕自身、大学院は4つ受験をしましたが、JAISTを中心に書こうと思います。
JAISTの受験科目は基本的に、
エントリーシート / 小論文 / 口頭試問
です。ちなみに大学院受験では、受験形式も重要になってきます。筆記試験が苦手な僕はそういったものをなるべく少なくするようにしました。
◆エントリーシート
という内容を書かされます。それぞれについて、しっかり考えると主にやるべきことはたくさんあります。(※必須ではありません)
アポイントメントと相談
→JAISTの大学教員・学生
→関心のある研究の参考文献の調査説得力のある専門科目の精査
本学の志望する理由
→JAISTでなければならない理由を重要視エントリシートと小論文を通じて、一貫性を持つこと
→本学へ入学して、将来に活かせること
◆小論文
小論文の内容は以下のようになっています。
これについて、A4用紙1枚分として書きます。これについては、基本的な流れとして、研究背景→研究目的→研究手法提案と内容→参考文献のような形で書きました。思ったより全く詳しくは書けないので、言葉や表現方法には工夫をしましょう。また、論理的かつ明解にやりたいことをはっきりとさせましょう。しかし、自分で書くことは難しいと思います。そこで、やったほうがいいものを書いておきます。
JAISTの大学教員へのアポイントメントと相談
現在、在学している大学の教員への相談
妹尾堅一郎 /『研究計画書の考え方―大学院を目指す人のために』を読む
JAIST敷田研究室HP / 『受験予定のみなさんへ 入試前から研究はスタートする研究計画書の書き方』
別の知り合いの研究者からのアドバイス
これらを読んでも全部は取り入れることはできません。分量が限られているためです。そのため、その中でも重要視したいことは、以下のものだと勝手に思っています。
どれだけ調べているか
どれだけ簡潔かつ具体性があるか
新規性・独自性はあるか
これは最低限のものです。面接の時に、独自性や新規性はものすごく聞かれます。また、実際に入学してからもそこは重要です。なので、そこは考え抜くしかないと思います。教授や友人とディスカッションをしていくといいかもしれません。
補足:教員への訪問
JAISTは知識や情報、マテリアル含め、さまざまな分野があります。そしてさまざまな教員がいます。自分の研究はどんな研究室がマッチするのかをしっかりと選ぶことです。教員の方々にメールしてみれば、対応してくれると思います。研究室にあっているのか、別の先生のところがあっているのではないかのようなアドバイスを適切にしていただけるでしょう。人によっては、やりたい研究をある程度固めたり、アイデアを持っていけるといいでしょう。
また、オープンキャンパスでも少しだけ話せることがあります。参加してみるのもきっかけとして良いと思います。そこで、宿題をもらったり、受験でのアドバイスなどもいただけるかもしれません。
教員のページやJAISTのパンフレットのキーワード、知り合いがいれば先輩など材料として使えるだけ使いましょう。
※もし何か相談があれば、twitterのDMなどでお声がけください。
◆口頭試問
口頭試問=面接はネットでも様々な情報が転がっています。
自分のやりたい研究についてのプレゼンに加え、その後は質疑応答があります。プレゼンに加え、先の小論文・エントリーシートを基にして、先生方からの質問が飛んできます。
ここで、プレゼンが重要な要素となります。時間は7分?8分程度だと思いますので、その中で、研究背景や研究目的・内容・方法・まとめなどを簡潔かつ具体的に発表しなければなりません。プレゼンの出来次第で質問が変わるのではないかと思います。面白くなければ、かなりつめられます。しかし、目新しいものや面白そうなものは研究についてのディスカッションができると思えば、少し気が楽でしょう。だからこそ、新規性や独自性は絶対的に必須です。
研究内容に関することは具体的に書かないですが、主にはこのような内容で質問されました。(また、別の人の質問された情報も含まれています。)
<研究関連>
<書類や大学関連>
<英語関連>
<数学関連>
たぶん、これ以上書きすぎると、JAIST側から怒られそうなので、ここまでにしておきます笑(ほとんどネットにのっているものなので大丈夫かと思いますが…)
※発表資料・提出物については、公開はセキュリティ・プライバシー上、控えさせていただきますが、個別にご連絡をいただければお見せいたします。
参考記事・JAIST関連記事一覧
JAISTの入試や生活などに関する記事を一覧にしておきます。(載せていただいた方々勝手に申し訳ありません。)
読んでいただき、ありがとうございました!!
飯野健広:じんくん
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