小学4年生が自宅でカフェ始めました 〜5.カフェオープン 編(最終回)〜
前回の記事でコーヒーの淹れ方と、お金を稼ぐ楽しさを学んだふたり。
最終回の今回は、オープン直後の様子と現況を記事にしたいと思います。
1.ついにオープン!
オープン初日は、朝からプロモーション活動が盛んでした。
「パパ、ママ、ばあば コーヒーいらない?」を連呼するふたり。
オープン記念日は、コーヒーを普段飲まないママへの営業も成功して、3杯の売り上げです!
(コーヒーの写真を取り忘れるという失態・・・)
翌日からはサイドメニューも一緒に売るテクニックや、”ばあば”に売ると、少し多く貰えるといった生きるためのコツ(笑)も学び始めた様子。
その後も順調に売り上げを重ねてオープン2週間で売り上げた金額は
4170円!!!
そこそこいい金額だ・・・(汗)
まあ、定額給付金制度(おこづかい)よりは、良かったかな・・・
お金を稼ぐための工夫したり、スマホ使って情報収集したり、学校では教えてくれないことを学んでいる様子なので。
2.お金の管理を学ぶ
3月に行った初めてのパパ授業では、お金の「しゅうにゅう」と「ししゅつ」を教えました。
今回のカフェオープンで、”ししゅつ”から”しゅうにゅう”までを経験した息子に、もうひとつに教えたことは”お金の管理”です。収入と支出の管理は、基礎中の基礎ですからね。
というわけで、ちゃんと用意しました。
「金銭出納簿とキャッシュケース」
そして、記入の仕方をレクチャー。
レシートを見ながら、消費税の計算もしながら記帳を進める息子。
小学校で習っている3桁4桁の計算が、役立つ場面に出会えて、少し嬉しそう。最後まで頑張って記入していました。
3.収入の行方は?
さて、一定の収入を得た息子から、ついに”支出”に関する相談が。
「お金を使うときは”浪費”か”投資”かを、ちゃんと意識するんだよ」と、釘をさす私。
悩んだ表情をみせる息子。果たして結論は???
・・・
息子「フォートナイトのポイント(課金)が欲しい!」
私「え〜マジで〜?話聞いてた?」
とまあ、私の思うようにはならなかったわけですが、自分で稼いだお金ですからね。自分の使いたいようにすればいいです。
ただ、ゲームの課金が”浪費”になるのか、”投資”になるのかは、これからの自分次第だよとだけ言っておきました。
ゲームがどうやって作られているのか、課金ゲームのビジネスモデルや欲しいと思わせるポイントなどを話し合いました。
(記事を書いてて思いましたが、相当ウザい父親でしょうね。話を聞いてくれる息子に感謝です(笑))
4.おわりに
さて、外出自粛期間中に自宅で何か面白いことをやってみようと始めたこの企画でしたが、いかがでしたでしょうか。
私が、今回の企画で子供たちに一番伝えたかったこと。
それは、”コーヒーの淹れ方”でも”お金を管理方法”でもありません。
私が一番伝えたかったことは、”誰かに価値を与えることの大切さ”です 。
私は子供たちに、次のように教えました。
しゅうにゅう(収入)= 誰かに価値を与えること
ししゅつ(支出)= 自分が価値を得ること
つまり、お金が儲かっている(収入>支出)とは、
自分以外の誰かに与えている価値の量が、自分が得ている価値よりも多い
ということです。
これから子供たちは、苦難の時代を生き抜いていく必要があるでしょう。
そのために、多くのことを学び、多くの人に価値を提供できる人に成長して欲しいと心から願っています。
ですが、願っているだけでは夢はかないませんよね。
かなえるためには行動が必要。まずは、私自身が見本を示す必要があると考えています。
このような考え方に気付かせてくれた子供たちに感謝しています。
ちなみにカフェのその後ですが・・・
まさかの1ヶ月間営業自粛状態が続いております。
以前のような営業トークもなく。。。
フォートナイトに夢中の日々。。。普通の小学生です。。。
”思い”は、なかなか伝われないですね・・・
息子にとっては、今はゲームに投資する時期なのかな。。。
”カフェ始めました”シリーズは、今回で一旦終了しますが、
また何か展開があったら記事にしたいと思います。
そして、学校では教えてくれない「おかねの勉強」については、これからも諦めずに続けていこうと思います。
いつかきっと伝わると信じて。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた〜。