拾は気が付きづらいサンクコストの正体をわかりやすく解説
サンクコスト(sunk cost)とは、すでに支払ってしまい、取り返すことのできないコストのことです。
日本語では「埋没費用」や「過去コスト」とも呼ばれますが、僕も含めて多くの人は、もう取り返すことの出来ない支払ったモノを、いつまでも思い返して頭を抱える時間ってあると思います。
僕はサンクコストの呪縛は歳を重ねた人の方が多いかと思いきや、若い人ほど、意外とサンクコストを気にしているんですよね。
それはなぜかと言うと、サンクコストとは、すでに支払ったものっていうのがお金に限らないからです。
例えば学校もそうで、卒業しないといけないとか、途中で辞めることは人生における大きな損失と考えてしまいますよね。
すごくドライなことを言いますが、家族っていうものが壮大なサンクコストなんだっていうことに、どの段階で気付けるかなんですよ。
さきほどお伝えした大学や専門学校も卒業しないといけない。
すでに大きな金額と受験勉強のための時間を支払ったのだから、仮に途中で大学に通う以上にやりたいことを見つけても辞められない。
特に親がお金を支払ってくれていれば余計に辞めづらいはずです。
お金を出してくれた親が、大学を卒業して欲しいと願えばより呪縛は強くなるはずです。
そして卒業した後に就職したら親はすごく喜んでくれるし、その就職先が想像を絶するブラック企業でも辞めることが出来ない。
ここですごくドライな視点として、家族の思いもすごく大きなサンクコストだということです。
他人事としてモノを考える事ができる立場で言わせてもらうと、生まれてきたときから、埋没費用が何年目で、そのサンクコストを損切りできるかっていうレースに参加してるんだっていうことにいつ気づくのかってことかもしれません。
どの塩梅で損切りするかっていうのは、人によると思いますが、最後まで損切を一切できない人が多いのが実情でしょう。
中には部分的に損切りして、一部のポジションは保有するっていうトレーディングスタイルでもいいと思います。
ですが、ここで非人道的な考え方をお伝えすると、どのぐらいを損切りしていくかって話だけど、持ってれば持ってるだけ含み損がでかくなるってわかってれば、その投資商品を長く大量に保有するっていうのはもう馬鹿がやることなんですよ。
これからいかに自由になるかっていうのは、人生で成功していったりとか、幸福を目指していくにあたって、非常に重要で、そのサンクコストの呪縛って言われるぐらいで、人の行動を縛るモノの存在を明確に認識する必要も時としてあります。
サンクコストの感覚がだから、その感覚がなければないほど当然成功できる確率は高くなるんだけど、当然その、人としてあなたが気にかかっているような親への感謝の気持ちとか、そういう当たり前とされるものをサンクコストだから損切りするみたいな話をすると、人間関係としてどうなんだみたいな話がいろいろ出てくる場面があるのも当然だと思います。
合理的に考えることの難しさ。
結論として、人の気持ちがとかって言ってる人ほど合理的じゃないのです。
昔から言われる、「地獄への道は善意で舗装されてる」って、それはそうなんですよね。
良かれと思ってやる人が多くの人々地獄いざなうというものです。
上記のことわざの全容は、ヨーロッパの格言として、「地獄は善意で満ちているが、天国は善行で満ちている」と言うもので、様々な解釈がありますが、宗教学などでよく見かけます。
極端な例えだと宗教の過激派と一緒ですよ。
好き好んで人を傷つけようと思ったわけじゃないし、彼らは本心から世界平和のためにやってるんだから世直しだと思って行動しているし、悪しきものを駆逐して、善なる世界を作ろうとして、多くの人を不幸にしてるわけじゃないですか?
悪い人と、馬鹿な人。
どっちが世界を駄目にすると思うかっていう問いがあります。
多くの人は、馬鹿な奴ではなくて悪い奴だと思っているんです。
僕もお世話になっている先生に同じ質問をされましたが、ぼくは微妙に態度を決めかねたけど、はっきりどっちとも言えなかった。
そしたらその先生はエリート主義だから、それは馬鹿な奴なんだって答えていました。
悪い奴っていうのは誰が見ても悪いんだから、誰もついていかないと、馬鹿な奴は善人の顔してるって、それで間違った方向にみんなを連れて行くって。
何が言いたいのかと言うと、無知は罪なんだって言ってて、その通りだなと思うんですよ。
それと同じなんですよ。
だからサンクコストの呪縛から逃れられない人は、良い人かもしれないけど、無自覚に人を不幸に巻き込むんですよ。
別に家族に限ったことじゃなくて、上司とか同僚がもうサンクコストだったりもしますし、もう全部そうじゃないか?って思われるかもしれませんけれど、場合によってはそこの人間関係を早く損切りするってことが大事です。
もちろん自分が損切される側だって可能性もありますけれど。
あくまでも好きとか嫌いとは別の話ですから、自分の人生を良くするためにどういう選択をするかって話だけど、このような前提知識がサンクコストの理解を深めますし、あなたが結果を出して欲しい人に対して、ドライなアドバイスをする必要が生まれた際の一助になったら幸いです。
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