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2024.03.20

さて、松本で休んだ後に、前橋からの次の最大の目的地に目指す準備を進めていた。

目指すは、長野県野尻湖湖畔にある、The Sauna。

だが。予約したのは2週間前、3月下旬に差し掛かるタイミングなら空気は冷えていようと万全に楽しめる、はずだった。
日付が近づくごとにわかる、当日の天候不順。
元々交換予定だった、スタッドレスを延長してそのまま行軍開始。

松本市から長野県に向かっていくたびに、増える降雪量と気温の低下。しだいに、フロントガラスの視界を白で埋めていく。乾いた笑いが出てくるが、慎重に慎重を重ねてハンドルを握る。

看板も真っ白

こーれは、冬の景色ですね。
到着してフロントで様々なお手続きをし、部屋で休憩をし、夕方からのサウナ開始時間を待つ。
待つほどに雪が降り積もるのが分かりだしたので、逆に捉えよう。

3月にこんなレアな新雪の中でサウナに入れるなんて最高やん!!

という心持ちに切り替えて、いざ、2号棟のカクシへ。サウナ守のスタッフさんに説明を聞き、パブリックの楽しみとして、さまざまな同席の方と許される範囲でお話ししたり。
長野住まいの若者メンバーが「日帰りで月一できてます!」というのには心底うらやましい気持ちになった。とともに、こういう施設が日本中に出来れば良いのだ、という考えにもなった。

サウナってコロナ禍の中で流行ったおかげで、
黙浴文化、が提唱されて、それが是としてなっている気配が強いですが、
私は中で許されるなら、喋って、お互いに幸せになれる方がいいと思っている。

一旦、サウナを楽しんだのちに、ディナー!
アラカルトで頼んだので自分の食べたい物を好きに注文できる幸せ

タパス盛り合わせ
スモークグリルチキン
ラム麻婆飯 小

このディナーの時の接客があまりにも感動的で!
私がまあシングルで来ているからだとは思いますが、
「このメニュー美味しいですよ」
とか、
「お口に合いましたか?」
とか、様々な声かけをしてくれる。
さらには、ラム麻婆を食べたかったのですが。まあ割と腹は満ちていたので遠慮します、という話をした時に、サッと
「小のサイズでご提供できますよ」
という提案も貰えて、通り一辺倒じゃなくて合わせてくれる優しさを実感して、お酒も合わさって良い気分。

フロントに行くと、翌朝のサウナの空き状況が知らされていて、少し悩んでいるとこちらでも色々なご提案を受ける。「すでに今日サウナ入っていられると、おかわりサウナとしてディスカウントできますよ!」

はい、入りまーーす!

あまりにも、ユーザーに合わせた提案と距離感に嬉しくなって、昨日買っていた、生信玄餅を「これ、感動したから食べて」と押し付けてしまって。
言葉だけでない感謝を表現したくなるほど、幸せな気分になりました。

サウナの中のこともそうですが、
『人は人でしか癒されない。』
ニュージャパンサウナの中野社長のこの言葉を正真正銘、思い返されて、心に刻み込む体験をいただきました。
ありがとうございました、この日も寝て起きるとサウナがある幸せを噛み締めつつ。

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