TechCrunch Tokyo 2019スタートアップバトルの振り返り 〜良かったこと、反省すべきこと〜
11月14,15日に行われたTechCrunch 2019スタートアップバトルに登壇しました!結果は残念ながらファイナルラウンドに進むことができずに終わりました。初めて大きなピッチイベントに出場させてもらって、自分なりにやれるだけのことはやったと思うものの、反省すべきことも多かったので、自分のため、そして今後スタートアップバトルに参加する方々のためにも振り返りを書きたいと思います。
良かったこと①:本登録時に資料をちゃんと添付する
弊社の場合、サービスのローンチがまだの状態だったのですが、認知拡大のためにTechCrunch Tokyo 2019スタートアップバトルにエントリーすることを決めていました。スタートアップバトルの本登録は9月末締切で、サービスの簡単な説明などを入力する項目と任意で資料の添付が求められていました。サービスの説明は字数制限が厳しめで、作文自体はむしろ簡単なのですが、書ききれない部分があるので、弊社はサービス紹介資料などを添付して応募しました。弊社の場合はちょうど良い資料が整っていたのでそれらを使いましたが、もしなかったとしても作成して応募することをお勧めします。
良かったこと②:社外の人にも練習に付き合ってもらう
社内リハはおそらく皆さんやられていると思うのですが、私の場合は投資家や友人にも時間を取ってもらってプレゼンのブラッシュアップをしました。
社外の人は社内のメンバーよりもサービスの理解が進んでいないので、むしろ新鮮なリアクションが勉強になります。
私の場合は、友人の会社の学生インターンにも参加してもらってプレゼンしたのですが、学生インターンの方がここがよく分からなかった、などと想定外のことを言っていて、それがむしろためになりました。
良かったこと③:1人で練習する
練習場所としてカラオケボックスはおすすめです。会社のミーティングルームでも良かったのですが、会社だといろいろと雑事が飛んでくるので、あえて離れて練習しました。練習する時は、必ず自分のプレゼンを録音すると良いです。
実際に、自分で自分の声を聞いてみると聞こえ方がだいぶ違います。私の場合は「テンション低いな!自信なさそうだな!」と思ってそこを改善するために練習に取り組んでいました。(ただし、最後まで満足な内容にはならなかった。)
良かったこと④:幻の5分間ピッチイベントを行う
私の場合は、ファイナルラウンドに出場できなかったので、用意していた5分間のロングバージョンのプレゼンが使われずじまいでした。そこで、TechCrunch後にオフラインイベントを開催しました。TechCrunch Tokyo 2019のハッシュタグがアクティブな最終日にbosyuを使って参加者を募ったところ、10名を超える方に来ていただけました!スタートアップは応援していただける方をどう増やすかが大事なので、こういうイベントは今後もやっていきたいと思いました。おすすめです。
反省すべきこと①:体調管理
本番前々日に風邪を引いてしまいました。11月はちょうど季節の変わり目で、急に気温が下がります。本番を迎える一週間くらい前からマスクを使い始めたのですが、だんだんなあなあになって最後はつけていませんでした。あまり病気する方じゃないのですが、こういう時に限って病気するのが人です。甘く見ずにマスク着用を厳守すべきだったと思いました。
本番前日は一晩で風邪を治すために風邪薬やのど飴、ビタミンサプリなどいろいろと試してなんとか本番に滑り込み、という感じでしたが、頭痛であまり眠れなかったり、正直万全とは言いがたい状況でした。体調管理大事です。
反省すべきこと②:機器の接続確認を舐めずにしっかり行う
初めてのことでびっくりしたのですが、機器には相性があり、プレゼンを投影できないことが普通にあります。実は前日の会場リハで、私の持参した機器でうまくプレゼンが投影できないトラブルに見舞われました。結局、会場のPCを借りるなどで対応することとし、なんとか完了。胸をなで下ろしていたのですが、本番もなぜか最終スライドに行く前にスクリーンがブラックアウトするトラブルがありました。私のPCをディスプレイなどにつなぐ時にトラブルが起こったことはないので、大きな会場では特に注意した方が良いのかもしれません。私の場合は見落としがあったのですが、会場リハで必ず入念にチェックした方が良いです。
反省すべきこと③:早く資料の最終化を行なって、練習にもっと時間を割くべきだった
これは良かったことと相反する部分もありますが、外部の意見を聞くことに時間がかかり過ぎたため、練習時間が減ってしまいました。元来大勢の前で話すことが得意ではないので、もっと練習に時間を割くべきでした。本番前々日にようやく資料をfixしたのですが、如何せん資料確定後の練習時間が足りなかった。特に私の場合は、登壇するとテンションが低くなりがちで、自信がなさそうに見える、ということがあります(ちなみにサービスについて、本当は自信満々ですw)。本番もかなりテンション低めだったので、もっとそこを改善する時間が必要だったと感じています。
ただ、繰り返しになりますが、外部の意見を聞くことは超大事かつめちゃくちゃ勉強になるので、その点は間違っていなかったと感じています。要はもっと前倒しで進めるべきでした。
TechCrunch Tokyo 2019の予選ラウンドのフォーマットはプレゼン3分、質疑応答3分です。プレゼンを3分にまとめるのは予想以上にきつかったです。入れたい内容全ては絶対に入りません。これを肝に命じて、早めにプレゼン準備することが良いと思います。
反省すべきこと④:記憶に残るシーンを作る
最後まで悩んだ結果、うまくアウトプットできなかったのが、「記憶に残るシーン」を作るという事です。
私もいくつも過去プレゼンを見る中で、時間が経っても記憶に残っているシーンがあります。
例えば2015年優勝のSmartHRの宮田社長のプレゼンでは奥様が書類を広げているスライド、性別が炭鉱で働く人を示すスライドはとても印象的でした。
また、2018年優勝のムスカの流郷CEOのプレゼンでは冒頭のハエのスライドが印象に残りました。
やり方は問わないですし、サービスに合わせて答えは色々あるのですが、このような印象に残るシーンを作りきれなかったことは課題だと思っています。
もしスライドでうまく表現できなくても、例えば身振りで印象に残すなどのテクニックもあるかもしれません。実際にファイナルラウンドに行った方の中には身振りの上手い方も何人かいらっしゃいました。
実は、私も身振りをつけてプレゼンをやり切る準備はしていたのですが、練習が足りなかったせいもあり、本番はビビってPCの前に立ってしまいました。
やはり、もっと舞台の前に出て身振り手振りで表現すれば良かったなと今は反省しています。
まとめ
TechCrunch Tokyo 2019スタートアップバトルは初めて出場した大きなピッチイベントでした。結果は残念ですが、改善点が明確に見えてくるなど、とても良い機会になりました。
また、今回のプレゼン準備にご協力いただいた方々には本当に感謝しています。あの場に立てたのは皆様のご協力のおかげです。
会社はまだ始まったばかり。今後会社も大きくなれば、こういった対外的な発表も増えてくると思うので、うまくこなせるように改善していければと思っています。
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