出産記録②ハイリスク妊婦の帝王切開分娩-後編-
こんにちは(*^^*)
事務サンです。
前回記事の続き↓↓↓
衝撃的なお告げから、全身フリーズ。
て…帝王切開かあ…
お腹切るんか…
でもこのまま来週まで生死彷徨うの無理過ぎる…
旦那ヘルプ―!!!
「先生、帝王切開でお願いします」
いや、めっちゃ冷静。
もうこんな姿、見てられなかったんだろうな。
お母さんもいいかな?
「は、はい…(;゚Д゚)」
金曜日、夕方17時。
「緊急カイザーで!」
先生のこの一言で、医者も看護師もめっちゃ湧いてきた(言い方笑)
いやでもマジであんたら今までどこに居たん(゜_゜)ww
手術だから、身包み剥がされてすっぽんぽん。
激痛の中手術室まで歩かされて、とんだ拷問だと思った。
麻酔科の先生が早口でめっちゃ喋りかけてくる。
もうわけわからん。
痛くないならなんでもいい。
でもすぐに、ちゃんと話を聞いておけばよかったと後悔する。
麻酔が効いて、鎖骨より下の感覚が全くなくなった。
さっきまで激痛だった陣痛も、すーっとなくなった。
わー、痛みが無いってなんて幸せなの…(´;ω;`)ウゥゥ
喜びも束の間。
うぅ…っ…キモチワル…
感覚がないから、手をあげることも出来ない。
ギリギリ声が出て、麻酔科の先生に「せ、せんせ…きもちわ・・・げぇぇぇえぇ・・・」
先生が気付いた時には嘔吐していた。
どうやら私の身体は、麻酔が効きやすいらしい。
普通はお腹から胸のあたりまで感覚が麻痺するらしいが、私の場合喉近辺まで感覚がなくなってしまってたから、嘔吐物が喉に詰まって窒息死するかと思った。
嘔吐恐怖症の私にとって、これはかなりキツかった。
他人に嘔吐を見られ、拭いてもらい、水も飲めない状況であの異臭と戦う…
思い出しただけで鳥肌が立つ…
「赤ちゃん出るよー!」
取り上げられた赤ちゃんは、見えなかった。
すぐに新生児科の先生に囲まれて、連れてかれてしまった。
産声も、聞こえなかった。
「立派な胎盤で育てたね、縫合していくね」
先生が、力強く手を握ってくれた。
感覚は無いけど、このゴッドハンドに命を救われたのは間違いない。
涙とゲロでぼろぼろの顔、痛みを感じない血だらけの身体、いろんな感情が混ざってズタズタの心のまま、意識が遠のいた。
壮絶な分娩でした。
次回は、帝王切開後の病院での過ごし方を書きます。
それではまた次回(^O^)/