1分で理解するICP(Internet Computer Protocol) 第7回: ICPベースのNFTについて
[免責] 本記事は、ICPへの投資やNFTの購入を促すものではございません。また、操作の手違いによるトークンの紛失、価格の下落などによる損失について、当方では一切責任を負えませんので、投資やトークンの購入はご自身の判断に基づき、十分ご注意して行うようにしてください。
👉ICP上のNFTマーケットプレイス/最新のNFTプロダクトについて追加記事を作成しています。(2021年11月)
⬛️ Cryptopunksの作品やNBA Top Shotのトレーディングカードに天文学的な価格がついて取引されているニュースや、昨今日本でもアーティストや著名人・有名コンテンツとのコラボレーションによって話題になっているNFTですが、ICPのエコシステムにおいてもNFTが誕生し始めていますので、今回簡単にご紹介をしたいと思います。
🟩 Cronics
背景や顔、目の色や形、口などがランダムに生成されたモンスターのNFTで、6,000体のCronicsが既に発行されています。マーケットプレイスが既に稼働していて、こちらで購入が可能です。https://entrepot.app/
同じ開発元の"Toniqlabs"が提供する"Stoic Wallet" (https://www.stoicwallet.com/)に Internet Identityでログインして利用するのが便利です。
現在(2021年8月下旬)、Cronicsは1.50 ICP(≒約1万円)程度の価格から取引されています。開発元のToniqlabsはこのCronicsを利用するゲームを準備中とのこと。Cronicsを戦わせたり、育成・交配させたりなどが可能になるようです。7月のCronicsの販売開始以降、Cronicsのウェアラブル(帽子・髪の毛・国旗・ペット)NFTなど、付属機能が順次追加されていっています。
Cronics以外のNFTも取扱が始まっています。
🟥 ICPunks
名称からはかの有名なCrypto Punksを彷彿させますが、こちらはICPベースのNFTプロジェクトです。(https://icpunks.com/)
ランダムに生成される10,000個のClown(=道化師)のNFTアートが初回申込者に配布されるとのこと。今後は、マーケットプレイスも準備していくそうです。以下、運営チームへのインタビュー(英語)へのリンクを掲載していますのでご参考ください。Insane Clow Posse (=ICP) *1 のミームであることや、ガス代が発生しないこと、全ての情報がICP上でホストされる点などが語られていますね。
🔷 最後に、ICP上のNFTが有する特徴について下記したいと思います。
⭐️ NFTの取引・送付・受け取りにおいて、ユーザーにガス代の支払いが求められない。(取引所がガス代とは別に手数料を徴収する可能性はあり)
⭐️ Webスピードでの取引・送付・受け取りが可能。
⭐️ 大容量のデータもホスト可能
👉これらの特徴は、非常にユーザーフレンドリー、かつ開発側の自由度も高めるものであり、他のブロックチェーンプロトコルとは一線を画す形で、NFTのプラットフォームとしてもICPが非常に優秀であることが伺えます。さらに、今後のICPのグレードアップによりホスト可能なデータ容量の上限がさらに引き上げられた際には、中・長編の動画や、WebコンテンツそのもののNFTというのも誕生してくるかもしれません。