DFINITY用語解説: Subnetとは?
Subnet(サブネット)とは?
サブネットとは、インターネット・コンピューター・ネットワーク内の特別な種類のブロックチェーンで、他のブロックチェーンとシームレスに統合して容量を増やすことができます。Network Nervous System(NNS)は、独立したデータセンターのノードを組み合わせてサブネットを作り、スマートコントラクトの進化形であるキャニスターをホストするために利用されます。各サブネットは独自のブロックチェーンを実行し、キャニスターは他のサブネット/チェーン上のキャニスターを透過的に呼び出せるような形でオンチェーンで実行されます。実際、同じサブネットで共有されているキャニスターの関数を呼び出すのも、別のサブネットで呼び出すのも違いはなく、安全なコードのシームレスな世界の中での関数呼び出しに過ぎません。
サブネットはキャニスターコードやキャニスターのユーザーにとっては透過的で、開発者やユーザーはインターネット・コンピューターと対話するだけで、ICPプロトコルがサブネットのノード間でデータや計算を安全かつ透過的にバックグラウンドで複製します。このシステムは、データと計算の正確な分散化が偶然に任せられるのではなく、プロトコルによって制御されるため、従来のブロックチェーンよりも安全です。プーリング(従来のPoW、PoS)や、膨大な量のステークを持つバリデーター・ノードを作ってより多くのブロックを作成する(PoSの場合)ことはできません。サブネット間やサブネットとの直接のやりとりは、DFINITYが開発した新しい高度な暗号技術によって実現された「チェーンキー」によって可能になります。