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1分で理解するICP(Internet Computer Protocol) 第2回: ICPトークンについて

[免責] 本記事は、ICPへの投資を促すものではございません。

□ 価格
ICPの価格については、こちらのCoinMarket Capのサイトでも確認できます。(https://coinmarketcap.com/ja/currencies/internet-computer/)
2021年5月初旬のローンチ後、5万円台まで急上昇していますが、その後徐々に下落していき、一時は3,000円台に。その後、ICP上の様々なプロジェクトやアプリが発表・実動しはじめた成果を見せ、価格は7,000円付近まで回復してきています。(2021年8月中旬時点)

□ 入手方法
現在、日本の取引所でICPを扱っているところは存在しませんが、Binance, FTX, Coinbaseなどの海外取引所で購入ができます。

🟩 Internet Computer上での役割
Internet Computer(以下IC)上では「ICP ユーティリティートークン」として扱われ、以下の機能を持っています。
・ICのガバナンスに参加するためのトークン。Network Nervous System(NNS)というIC上のガバナンスシステムにおいて、各自のNeuronを生成してステーキングが可能。ガバナンスへの投票を行ったNeuronは、Maturity(成熟度)を高めていき、一定に達すると新たなNeuronのSpawn(生成)が可能。これにより、ICPトークンの数を増やすことができます。
・Cyclesと呼ばれるもう一つのトークンと交換可能。Cyclesは、イーサリアムで言うところの「ガス」に近く、IC上のアプリやシステムの稼働のための手数料・コンピューティングの報酬として使われます。またCyclesは価格が一定していて、ステーブルコインとしての側面も持っています。(1 cycle = 約USD 1.44)

その他の特徴:
・ICPトークンは、IC上でアプリやシステムが作成・稼働することによってバーン(焼却)されるので、無限に増えていくことはありません。一方、新しいICPトークンは、ガバナンスの参加者によるステーキングによって新たに発行されるので、総発行枚数は大きく上下せず安定することが予想されます。8月15日時点では、472,108,511枚が総発行枚数となっています。(https://ic.rocks/)

⭐️IC上でアプリやシステムが作成・稼働されればされるほど、ICPとCyclesが利用され、需要が高まっていき、かつICPトークンの発行枚数はほぼ一定で保たれるとすると、エコシステムが発展するにつれて、今後ICPの価格が上昇することに期待できると思います。

🟥 ステーキングについて
イーサリアムやその他の仮想通貨と同様に、ICPもステーキングをしてトークンの数を増やすことができます。
以下のNetwork Nervous Systemに、Internet Identityを作成の上ログインして、実際にICPをステーキングすることができます。
https://nns.ic0.app/#/accounts

1分で読めないほど長くなってしまったので、ステーキング方法の詳細や、IC上のガバナンスのための利用、Cyclesの詳細等については、また今後紹介していきます。
NeuronやらSpawnやら、ICPでは馴染みのない新しい用語が使われているため、構造の理解はなかなか難しいですが、できるだけわかりやすく紹介をしていきたいと思います。


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