選挙になる前に起こる現象4選
毎年のように
解散だ解散だと言われますが、
本当に選挙になりそうな時は
政治家だけではなく、
国会だけではなく、
関係産業全体の空気感が変わります。
これはもうやるな、
となった時の変化・現象について
4つ挙げていきます。
営業の電話が増える
事務所にいると本当に増えます。
フリーダイヤルからの電話。
名簿管理システムとか
広告代理店とか
Web運営会社とか。
選挙が近くなってから営業に来ても遅いですよ。
よっぽど困っているか、
新人の事務所かではない限り
新参の業者に発注する余地はございません。
関係性を作るのであれば、
選挙後すぐくらいから繋がって、
毎年セミナーチケットを買い、
各種イベントに顔を出してくれると
何かしら発注しないとなということになります。
選挙の匂いを嗅ぎつけてから
営業してくる業者のなんと多いことか。
ただ、残念ながらよほどのことがない限り、
特殊な技術や事情がない限り発注は難しいです。
メディアの問い合わせが増える
選挙前になると新聞・テレビなどメディアが
こぞって連絡をよこすようになります。
理由は宣材写真の撮影。
選挙番組や報道で使用するアレです。
各社それぞれ撮影に来るので結構大変です。
なので直前になると
記者クラブにて取りまとめをお願いすることになります。
各社報道で独自情報を出したいのか、
色々と質問してきますが、
「話していいことは一つもないから候補者にはできるだけ喋らせるな」
と今は亡き重鎮秘書からの教えがありますので
しっかりと守りたいと思います。
チラシの全戸配布が行われる
与野党問わず、この時期はチラシを熱心に撒きます。
全戸配布というやつです。
全戸配布を業者に依頼すると
数百万単位でお金がかかります。
うちの選挙区では大体500〜600万円です。
それだけの費用をかけてでも配布する
というのは選挙が近いからに他なりません。
他にも
街宣車が走っていたり
駅前や道で街頭演説したり
ということも挙げられますが、
これらは基本的にそんなにお金かからないので
野田佳彦元総理のように、
恒例化している例もあるので
選挙が近いからとは言い切れないケースもあります。
ただし、普段あまり街宣をやらない議員が
突然街頭に立ち始めたら選挙が近いことを疑うかもしれません。
選対本部用不動産を探し始める
選挙になると事務所探しが必須です。
一般の方にはわかりにくいかもしれませんが、
不動産業界は事務所として使えそうな物件を探してくれ
という依頼が入ってくるので察することができるでしょう。
選挙の前には選挙対策本部を立ち上げるのですが、
その人事も行わなくてはいけません。
昨年の6月も10月も
選挙になるかもと言われていましたが、
選対人事までは動きませんでした。
しかし、今はどの陣営も選対の立ち上げに奔走しています。
ということは、みなまで言わずとも
察しの良い方はお分かりですね?
10月、9割解散ありますね。