家づくりの基礎知識 番外編 家づくりの先輩に学ぶ成功&失敗 02土地・敷地編
戸建て住宅の家づくりの体験談から、成功・失敗例を紹介します。
これから家づくりを始める方へのヒントや手掛かりとしてお役立てください。
土地・敷地の成功と失敗
【成功の声】
・南側道路は日当たりがよく、冬場でも日中は暖房が要らないくらい。
・大通りから少し入った住宅街でかなり静かです。
・静かでのんびり。近所付き合いもほどほどなのがいいです。
・自治体のハザードマップで水害のリスクがないことを確認したので安心。
・高台のため眺望や日当たりがよいので、ちょっとした菜園で野菜作りができます。
・小学校、中学校、公園が近くにあるので、子どもを育てる環境として非常に助かります。
・市の中心に近く、山や自然が近くにある場所を選びました。
【失敗の声】
・北側道路は寒いし、日当たりや眺望も悪い。無理をしてでも南側道路を選ぶべきでした。
・家の敷地まで段差があり、歳とともに階段の上り下りがつらくなり始めています。
・集中豪雨による浸水が恐ろしいです。
・車を縦2台並べるのが不便。横並びで駐車できる土地を選べばよかったです。
・土地購入後に地面が傾いていることがわかり、擁壁を設置しました。
・高台の西端なので季節風が強いのが難点です。
・建てた時は田んぼだった隣地に数年後接近して家を建てられ、騒音が気になります。
日当たり・静けさがカギ
どこに家を建てるかは、暮らし続けるうえで非常に重要です。日当たりや静けさなど環境条件の面で成功・失敗を挙げる方が多くみられました。
地震や集中豪雨による土砂災害・河川氾濫など自然災害に対する声も目立ち、国や自治体、民間企業で情報開示が進むハザードマップの情報を知らずに土地を購入したことを失敗に挙げる人も増えています。
このほか子育て世帯には、散歩がしやすい公園・緑地があるか、学校への距離、交通・防犯面の安全性もあらかじめ調べておきたいポイントです。
※参考記事
アンケート出典『すまいの手引2016長野版』 発行:新建新聞社
【調査概要】
調査時期:2015年11月
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:戸建て持ち家に住む30歳以上の男女439人