この春から住宅建築系の道へ進まれたみなさんに、家づくりに関してわかりやすい解説本から現場で役立つ本まで、おすすめの7冊を紹介します。
読んですぐに実践のときがくるわけではありませんが、身につけた知識は糧となり貴重な戦力になります。いずれも住宅建築・設計の本ですので、書店でみつけたらぜひ手に取ってみてください。
1『お金と健康で失敗しない 間取りと住まい方の科学』
設計をするのなら、今の家づくりにおいてこれだけは知っておきたい基礎知識が満載。省エネ住宅のプロ・松尾和也さんによる「知らないと損をする」住まいのトリセツ! エコハウスの設計に長年取り組み、数多くの経験から導き出した設計の法則と住まい方を、設計者の視点で一般向けにわかりやすく解説しています。
2『あたらしい家づくりの教科書』
最前線で活躍する9人のエキスパートが紐解く家づくりの重要ポイント満載。はじめて家を建てる人を対象に「良い家づくり・高性能なエコハウスのメリット」を伝えます。健康、光熱費、デザイン、暮らし方、地域経済や地球の裏側の話まで、目に見えない部分を、わかりやすいイラストや写真、説得力のある言葉で表現している必見の1冊です。
3『これからのリノベーション 断熱・気密編』
社会の仕組みや働き方もどんどんと多様化していく中で、家づくりも今までの「あたりまえ」がどう変わっていくのでしょうか。高性能エコハウスを知り尽くした建築家の竹内昌義さん、松尾和也さんと、本書の編者であり自宅を断熱リノベーションした伊藤菜衣子さんの3人が断熱リノベーションを紐解きます。
4『伊礼智の住宅設計作法Ⅱ』確かな住宅設計のための一問一答
建築家の伊礼智さんによる建築や住宅の見方・感じ方を事例紹介とともに1冊にまとめました。 数々の質問に、素直で真面目に、時にウィットにこたえる言葉には心地よさの本質を感じることができます。
5『伊礼智の住宅設計作法Ⅲ 心地よさのものさし』
設計作法Ⅱの続編。建築家・伊礼智さんは何を「ものさし」とし、心地よさ(性能)と佇まいの美しさ(意匠)をどう調和させるのか。自身の設計について文章・イラストともに書き下ろした一冊です。
6『エコハウス超入門 84の法則ですぐ分かる』
日本の住宅は欧米に比べて質が低いと言われきました。その状況が少しずつ変わってきており、省エネルギーで光熱費が掛からず、快適で健康に暮らせる「エコハウス」に注目が集まり、事例が少しずつ増えています。本書は住宅業界で注目されるエコハウスの設計指南書です。松尾設計室代表の松尾和也さんが高断熱住宅の設計手法を章立てで解説。現場で活用してほしい1冊です。
7『だん 暖か、団らん、高断熱住宅』01~13
『だん』はつくり手と住まい手が一緒に読む高断熱住宅がテーマの住宅雑誌。季節に合わせ特集を組み、高断熱住宅を深掘りします。
(だん01は完売につき電子書籍のみ)
最新号13は、2022年8月10日発売!