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地域に根ざした工務店がつくる、心地よい和モダンの住まい_vol.5

「和モダン」では、地域に根ざした工務店や設計事務所の事例を多く掲載しています。地域の木材や自然素材をふんだんに使った、大工や職人の技を生かした住宅や、住まい手のライフスタイルに合わせた巧みなプランニングも魅力です。今回も和モダンならではの上質な住まいを紹介します。

富山県立山町の木の香前川建築さんの事例は、ゆったりとした時間が過ごせる平屋の住まいです。

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緩やかに傾斜する大きな屋根が印象的な住まいには、30代のご夫婦とお子さん2人が暮らしています。休日には山を見ながらのんびりしたいというご主人の希望で、2階ホール部分にFIX窓を設置し、障子を建て込むことで、開けると立科連峰の眺望を楽しむことができます。
(写真/舘健志(タイトル上の写真も含む))

京都府福知山市のHORI建築さんの事例は、古くからの建築も数多く残る北京都に建つ、この地ならではの風土色を取り入れた住まいです。

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周囲に広がる遠景の山々と連なる田畑やあぜ道、この風景の中に佇む和の住まいは、庭の植栽にちなんで「椛楓庵かふうあん」と名づけられました。キッチンから眺める季節ごとに表情を変える庭や山並みは格別です。そして、「健康に配慮した、子どもにもやさしい住宅」という願いを形にしています。(写真/原常由)

この事例の他の写真や見どころ解説は本誌にてぜひご覧ください。この他にも地域の工務店・設計事務所の事例をたくさん掲載しています。
巻頭は伊礼智さんの「住まいは、小さな居場所の集合体」。建築家事例は丸山弾さん、高橋朋之さん+川口琢磨さん、比護結子さん、横内敏人さん、西沢立衛さん、下川徹さん、斉藤智士さん、羽藤広輔さん、久我義孝さんです。その他にも名建築として、吉村順三さんの伊藤邸(旧園田高弘邸)も掲載していますので、ぜひご覧ください!