Q&Aの紹介①、②に続き、書籍「信州の建築家とつくる家18」のChapter3 街中のかたち より、実際に建築家と家づくりをした住まい手に聞いた、建築家に依頼した理由や要望や、家づくりを考えている人に向けたアドバイスなど、リアルな声を抜粋で紹介します。
Chapter3 街中のかたち
Chapter3のテーマは「街中のかたち」。街中を楽しむように開かれた空間や、逆に喧騒を避けるように閉じた空間、また職住一体の住宅など、建築自身も街並みの一員として景観を構成して町とともに生きる「家のかたち」を探ります。
こちらの住宅は、街中の利便性の良いエリアで、敷地周囲には分譲マンションや分譲住宅が立ち並ぶ住宅街にあります。建て主の要望は近隣環境からプライベートを確保すること。コートヤードを中心に据えることで念願のアウトドア志向も叶う暮らしが実現しました。
こちらの敷地は住宅街の中にあり、河川が近いことから前面道路より少し高くなっています。駐車場と外物置を前面道路と同じレベルで低くし、住宅のレベルを高くすることで外部からの視線などに配慮し、プライベート性を高め、落ち着きのある住まいにしました。
接道する道路との幅員を確保することから始まった計画。音楽の先生と愛猫と過ごす、安心・安全な家づくりを求められました。ピアノが置かれる居間の天井は高くし、仕上げも無垢材に凹凸を付け、有孔ボードや石灰クリームを塗り、音の吸音と反射を心掛けるなど工夫をこらした住まいです。
本誌には建築家による解説と、住宅の写真や図面も掲載しています。住まい手からのQ&Aでは、それぞれの住宅の気に入ったポイントや、これから家づくりを検討する人へのアドバイスがあり、建てたからこその気づきは、ヒントになります。
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