見出し画像

家づくりの基礎知識05 自分たちにあった依頼先を見つける方法

家づくりにあたり知っておきたい「基礎知識」。
ポイントをわかりやすく体系立て、シリーズでお伝えしていきます。

家づくりの基礎知識05 自分たちにあった依頼先を見つける方法

依頼先選びのポイント
1. 「家を建てる目的」を明確にする
2. 優先順位をもとに現実とすり合わせる
3. 依頼先の特徴を収集する

1. 「家を建てる目的」を明確にする
家を建てるにあたり依頼先の選定は、希望の家づくりの成否を左右する大事な要素です。打合せをするときのために、建てたい家のイメージをしっかり把握しておきましょう。
そのイメージを得意とする依頼先であれば、打合せをすすめる中でも、要望のニュアンスがスムーズに伝わります。逆にうまく伝わらないなど違和感が生じてしまう場合は、具体的でなく曖昧になっているかもしれません。

建てたい家の輪郭をはっきりさせるには、インターネットや書籍、雑誌などたくさんの事例集に触れるのが一般的です。性能や、外観、間取りなど希望するものが見つけやすいでしょう。

考える順序として、まずはじめに「家を建てる目的」を明確にしておくことが大事です。

何のために建てるのか、理由がはっきりしていれば「どういう家が必要か」がわかってきます。そうすると「それを実現するための要素」が見えてくるので、そこから建てたい家を表すキーワードに当てはまる家を建てている住宅会社を検索しましょう。
※参考図書「あたらしい家づくりの教科書」

2. 優先順位をもとに現実とすり合わせる
希望に合った依頼先がなかなか見つからないと感じる場合、ミスマッチが生じている可能性が高いです。一例として、やりたいことと予算のバランスがとれていないこと。

たとえば「自然素材」「高断熱」という一般的なキーワードですが、これに「ローコスト」を加えると対象はぐっと減ります。自然素材も断熱も費用はかかるので、ローコストとの両立は難しいためです。
「家を建てる目的」の優先順位を明確化し、現実とすり合わせましょう。

3. 依頼先の特徴を収集する
住宅会社のウェブサイトを見るときは、事例写真を見ることが多いと思いますが、その他のページも確認してみましょう。

会社情報だけでなく、完成見学会や各種イベントなど、定期的に実施されているものが紹介されているので、ぜひ参加をしましょう。
構造見学では、その会社の得意とする構造について直接確認ができますし、完成見学会では実際形になった家を見ることでアイデアが得られたり、疑問が解決できる良い機会となります。

「家を建てる目的」を常に考え、その目的を実現できる住宅会社であるかどうか、多くの情報を収集し、実際の家に触れてみましょう。
たくさん目にすることで、「建てたい家」に必要なものが自然とみえてくるでしょう。
※参考記事「家づくりの依頼先の選択肢をざっくり知る。ハウスメーカーはファミレスだとすると工務店は町の洋食屋?」