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買ったことがなくても「大好き」って言っていいんだよの話👗

みなさんは「買ったことがないけれど、好きなファッションブランド」ってありますか?

私はありますっっっ🙋‍♀️

私はメゾン マルジェラさんが本当に大好き。
厳密にいうと、メゾンマルジェラさんの前のメゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)さんが大好き。なんならデザイナーご本人が好きなのかもしれません。

週に何回も(少なくとも10回以上)、マルタン マルジェラさんのことを考えています。もちろん会ったこともなければ、お顔も非公表なのですが、映画を2本見たことにより
「こういう時マルジェラさんだったらなんていうかな?」
「マルジェラさんだとこういうアプローチするかもな」

なんて考えることが増えました。影響受けまくりです。

ベルギーと聞けば「マルジェラ」と思うし、
匿名性と聞けば「マルジェラ」と思うし、
なんならエルメスと聞いても「マルジェラ!」と思う。(エルメスでデザイナーをしていた時期があったので)
なんだなんだ、わたし、ものすごく好きじゃないか。

何回も店舗に足を運ばせていただいては、「いいな〜〜〜とっても素敵だな」と思うし、店内のデザインも大好き。なんならブログでも教室でも日常でも一番口に出しているデザイナーの名前はマルジェラさんかもしれません。
それくらい異端で、他にいない、稀有な人(ブランドです)。その、分からなさ(ミステリアスさ)に惹かれているのです。

🦀いきなり、サンフランシスコでの思い出

私は大学生の時にサンフランシスコの友人の家で少しホームステイをしていたことがありまして、そのステイ先の友人(ドイツ人のカメラマン)がマルジェラをよく着ていたんですよ。

彼はとってもシャイで、芸術が好きで、職人気質で、人に優しくて、余裕があって。彼の背中には四隅のステッチがついていて。

ああ、なんて自然なんだろうと。ああ、なんて彼にぴったりなんだろうと日々思っていたのでした。クタッとした質感のニット。クタッとした質感のコート。

サンフランシスコには白い壁のセレクトショップがあって、そこにかかっていたマルジェラのお洋服たちは無機質で素朴で、ちょっと謎めいたクリーエーション。

もう20年前の話ですが、今でもすぐにあの街を思い出せます。あの時の思い出込みでマルジェラが好きなのかもしれません。(念の為ですが、ぜんぜんステイ先の友人とは恋愛関係とかではないです✌️)

たとえ一点も買っていなくても「大好き」って言ってもいいのだ

私は比較的高価なブランドさん勧めてしまうので「ラグジュアリーを勧めるスタイリスト」として認識されちゃうかもしれませんが、本当に「買おう」と言っている訳ではなく、見るだけでいい、記事を読むだけでいい、試着するだけでいい、感じるだけでいいと心から思っています。

また全てを知らなくてもいい。一部分だけを見て「好き」と言ってもいいんです。
大好きな監督の映画を見るよう気持ち。
大好きな作家さんの小説を読むような気持ち。

ファッションの面白さって「着る」ことだけだと思ったら大間違いです。
一点も買ったことがなくても、コレクションを見て
ディオール大好き!
マルジェラ大好き!
マックイーン大好き!
マルニ大好き!
って言えるのがファッションの良いところです。
ファッションは面白い世界です👗
大きな声で「大好き」って言っていきましょうね✌️

マルジェラ映画の感想書いてます💌↓↓↓

この辺の記事も面白ったです↓↓↓

〜おしまい〜

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