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たとえば、気づいたら質問が怖くなくなった話

(ちょっと前のつづき。)

私は質問がものすごく苦手だったのだけど、いつの間に克服していた。どうしてだろうかと考えた時に思い浮かんだのが下の3つ。

1)他人の会話に耳を傾けるようになった。

 今まであまり人の会話を意識して聞くことがなかったのだけど、飲食店などでそっと耳に傾けるようになった。聞き上手な人、質問上手な人、一方的に話す人、相づちのバリエーションが豊かな人、やたら相づちが多くて「こいつ本当に話聞いているのかよ」と感じさせる人。

人の会話を聞くのは面白い。

話の内容うんぬんよりも、質問の仕方と相づちの打ち方で、その人が相手にどれだけ興味を持っているかがなんとなく分かるからだ。

「うわー、質問下手だなー!いやいや、自分はどうだろう・・・?」と人の振り見て我が振り直せの状況を作ることが増えた。


2)取材に同行してみた。

 社内社外問わず、人の取材に同行する機会が増えた。取材に同行すると自分の取材が客観視できるし、上手な質問をひたすら盗みまくる。取材の同行で学んだことは、より具体性を求める質問をすることだ。

「それはいつごろですか?」

「その時どんな気持ちだったんですか?」

いままで一往復で終わっていた言葉のキャッチボールが、二往復、三往復と増やせるようになった。


3)攻略したい、仲良くなりたい気持ちを全面に押し出す。

 仕事柄、取材を元に文章を書くことが多い。饒舌な取材対象者だったらそれは願ったり叶ったりだが、誰もがそうなわけではない。私が取材をする方々は職人もしくはつくり手の方がほとんどなので、言葉少なく、背中で語る方が多い。

そんな方に話をお聞きする時、「なんとかしてこの壁を打ち破りたい」と思うし、「どんな人なのか気になる」ようになった。燃える。まずは自分のことを話したり、世間話をしたりするところから始める。いきなり仕事の話をしてもなかなか引き出せない。

どの話が盛り上がるんだーと色んな角度からボールを投げてみる。

ふと笑顔を見せてくれた時の気持ちよさたるや。仲良くなりたい気持ち、大切。


3つ挙げてみると、どれも全部当たり前だったり、既にやってたりすることなのかもだけど、意識するだけで質問(ひいては会話)に対しての苦手意識がなくなるのでは!

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ナカノヒトミ
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