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6年後に好きな色が変わってもいいや、と思ったラン活

ランドセルの予約は年中さんの冬ごろはじまるらしく、1月ごろからインスタにランドセルメーカー各社の広告が流れはじめた。

土屋鞄製造所で買うことは前から決めていた。Lファスと呼ばれるミニ財布(今3代目)を学生のころから使っていて元々好きなブランドなのだ。

車で30分ほどの所に工房もあるし、なんなら東京に住んでいたときに目と鼻の先に販売店があり、なにかと縁を感じている(すぐ縁を感じるタイプ)。

上の写真をみてもわかるとおりここ10数年(肌感覚)でランドセルのカラーバリエーションは増えている。たしかに登下校中の子どもたちは赤、黒以外のランドセルをあたりまえに背負っていたりする。私が小学生だった20数年前は黄色いランドセルを背負っていた子がかなり珍しがられていたものだ。

ランドセルは言わずもがな小学校入学から6年間使うことが前提とされている。私の持っているどの鞄よりも高価(多分夫の持ってる鞄よりも)。

きっと色の好みが変わるだろうしな。ここは茶色やキャメルが無難でなんだかおしゃれだから、なんとか誘導しようか。とかなんとか私は邪推していた。土屋鞄のランドセル見学を予約したところでYouTubeの広告であがってきたこの動画。

ランドセルメーカーのセイバンが2年前に公開した動画で、当時話題になっていたそうなのだけど全然知らなかった。ネタバレになるので詳細は伏せるが、幼児の親は胸にくるものがあるんじゃないかな。ランドセルの見学に同行してくれる夫と私の母にシェアした。

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ランドセル見学当日、店舗に入るとすでに何人か年中さんの親子が見学していた。全色全パターン(40種くらい)をどれでも試着できるようになっていて、子どもたちは鏡に映る自分の姿を見て笑顔。子に「好きなの背負っていいんだよー」とランドセルを手に試着を促すと、恥ずかしがってなかなか背負わない。10分くらい店内を見たところでようやく「これかな〜?」と背負ったランドセルに決め、予約した。

実は、子のお目当てのランドセルの目星は付いていた。

事前に家に届いたランドセルのカタログ。封筒には冊子とともにランドセルの一覧表が付いていて、「好きなランドセル3つに丸を付けてみよう!」と書かれていて、嬉しそうに3つ、丸を付けていた。そのうちの1つが子の選んだランドセルだった。もじもじしながらもジーッと見つめていたこと、知ってたよ。

茶色でもキャメルでも黒でもない、自分で選んだランドセル。試着したときの、うれしくてはずかしくて誇らしい顔を見て、なんていい買い物なんだと嬉しくなった。たとえ6年後に好きな色が変わっても、「5歳の君が選んだとっておきのランドセルなんだよ」と伝えたい。

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