「忘れられないの」記憶に刻まれる服ってなんだろう💘？
こんにちは、自問自答ファッション通信あきやですっ👗少しずつ涼しくなってきましてお洋服が楽しい季節になってきましたね😉🍇🌰🍠
秋は絶好のファッションシーズンです🏃♀️🏃♀️🏃♀️
断服式をしたり、来年の夏に向けて申し送りをファッション日記に書いたり、コートやブーツやニットを試着をしたり……盛りだくさんで楽しんでいきましょう🙌
🌵みなさんは「忘れられない服」ってありますか？
実は、私はこの質問をするのが大大大好きで……🙌（もはや癖です）自問自答ファッション受講者さんに数多くの「忘れられない服」を聞いてきました。
成人式の振袖、結婚式のゲストドレス、お出かけ用のワンピースなど「晴れの日の服」を思い出す方もいれば、たくさん履いたデニム、たくさん使ったバッグ、たくさん履いた靴など「使用回数が多いもの」が記憶に残っているという方もいらっしゃいました。
ちょっと意外だったのは「一度も着たことがないけど、忘れられない服がある」という方がとても多かったことです。ショーウインドウでキラキラ輝いていた服、雑誌に載っていた服、好きなアイドルが着ていた服……。バチンと脳を直撃するくらい震えるくらい素敵だったけど、自らが袖を通すことはなかった服。
「今思えば勇気を出してきてみればよかった」「普段の服は印象に残っていないのに、一瞬見た服は鮮明に記憶に残っている……！」そんなお話もよく伺います。（そういう話も大好物です🥰🤝）
私はそんな人それぞれの「忘れられない」エピソードを聞くのが大好きです。感情が動いたことって人はなかなか忘れられません。そこに「なにか」心揺さぶるエピソードがあるものです。
💘忘れられるわけがない服たち
初めて自問自答ファッション講座をした日の服を今でも詳細に覚えています。2019年の春、新宿で「世界とやっと両思いになれた」と天を仰いだあの日。その時に身につけていたものを、生涯忘れられることがあるでしょうか。いいえ、忘れられるわけがありません。（思わずの反語）
はじめての書籍出版の日に着ていた服、1回目の講演会、2回目、3回目、4回目、5回目、6回目……。その時自分が着ていた服を、おそらく生涯忘れられるわけがないのです。
一生懸命選んだから、歯を食いしばって手のひらに爪を食い込ませて買ったから。
試着をした時の胸の高鳴り、上擦る声、両手の汗、購入した時のショッパーの質量、喉の乾き、街のざわめき、全てがスローモーションになってパッキングされて服の記憶に結びついています。そしてその服を着て過ごした期間に出会った方々、起こった出来事、食べたパンの枚数（は覚えてない）が記憶にしっかりと残っています🍞🍞🍞
私の「忘れられない」は、真剣に選んで、思いきり大好きな方々と会って、一緒に歩んできた実感がある服が、地層になって強く強く印象に残っているのだなぁと改めて感じています🤝
👗「忘れられない服」の手放し方
自問自答ファッション教室で「服が手放せません😭」という方が年間何百人も来てくださいます。（無理に手放す必要はないのですよ〜😉）
忘れられない服があるからには、手放せない服もある。幸せな記憶とぴったり紐づいている服たちと離れ離れになるのは辛いことですし、逆に思い入れがないからこそ「まだ、もったいない……」と離れられないこともありますよね。
私は2018年から制服化をはじめて、そこから買った全ての服を覚えています。ほとんど服は100日〜200日くらい着ますし、時に700日以上着た服もあります。
そんな風に洋服を大事に着ていますが「手放せない」ということはまずありません。「あきやさんは愛着はあるのに執着はないと言ってますが、それはどんな心境なのですか？」というご質問をいただいた時に浮かんだ答えは、「いっぱい思い出がありすぎて自分と融合しちゃったから」なのかなと思いました🐌
毎度、漫画「HUNTER×HUNTER」の話になってしまい恐縮なのですが（でも何回も話すタイプのオタク）具現化系の能力を持つハンターのクラピカは、イメージ修行で具現化しようと思った「対象物」と蜜月な時間を過ごします。（クラピカさんは鎖を能力で出すことができます⛓️）
まず鎖を具現化しようと決めてからはイメージ修行だな
最初は実際の鎖を一日中いじくってたな とにかく四六時中だよ
目をつぶって触感を確認したり何百枚何千枚と鎖を写生したり ずーっとただ眺めてみたり 舐めてみたり 音を立てたり 嗅いでみたり 鎖で遊ぶ以外何もするなと師匠に言われたからな
しばらくしたら 毎晩鎖の夢を見るようになって その時点で実際の鎖を取り上げられた そうすると今度は幻覚で鎖が見えてくるんだ
そうすると今度は幻覚で服が見えてくるんですね👗
1着の服と長く一緒に過ごすと、手放しても一緒にいるような感覚になります。私は一回「卒業だな」と思った服は一生着ることがないタイプなので（というか手放しちゃうので）着たいのに着られなくて後悔することはまずありません。
そして毎日しっかり着た服たちは自分と融合しちゃうので「実態」が手元になくても大丈夫なんです。写真もあるし、動画もあるし、手に感触が残っているし、幻覚で出てくるし、問題なしです！（※幻覚を見るのは問題ありなので注意しましょう😉）
🥹買う時に泣き、手放すときは泣かない
私はお洋服を買う時に大抵泣いています。
泣くほど感動する服しか買わないと決めているからです。しかし手放すときは泣きません。すっかり自分の中でイメージ修行できちゃって、融合しきっているからです✌️
お客さまの中には「買うときは泣かずに、手放す時に泣く」という方もいらっしゃいますし、「買う時も手放す時も泣く」「買う時も手放す時も泣かない」という４タイプの人類が存在します。（みんな素晴らしいですし、全然泣かなくていいですぞ）これは単に、服やモノに対する愛し方の違いなのだな〜と思います。
💍みなさんの「忘れられない服エピソード」教えてほしい
そんなわけで、気が向いた時にみなさんの「忘れられない服」もぜひ教えて欲しいです。ファッションのターニングポイントになった靴、買うのにドキドキした指輪、雑誌で見て憧れた服、なんでもOKです。
「なぜ忘れられないんだろう」と考えてみると、もしかしたら自分って「こんな服が着たかったのかな？」「こんな風に服を愛したかったのかな？」と気が付くこともあるかもしれません🥰引き続きゆるりと一緒に自問自答してみましょう〜！ちょっと涼しくなってきたので秋冬の服も楽しんじゃいましょう🍐
🧁おまけ🧁
今年はディズニー映画をたくさん観ました。
印象に残った映画は何作もあるのですが2017年に公開された「リメンバー・ミー」という作品がとてもよかったです🌵
その作品の中では「人々が亡くなった人のことを忘れてしまった時に本当の死を迎える」という死生観なのですが、「ということは、私に愛された服は生涯忘れることはないから【不死身】ってコト？！」と思いながらニコニコ観てしまいました🥰👗
服を手放せなくって困っている方がいらっしゃったら「忘れなければ生きている論」でやってみるのもおすすめです。（もちろん無理に手放すことはございませんっ💓アーカイブを保存したい派の皆さまは大事にしちゃいましょうね🤝）
\🐭幻冬舎カルチャー🐭/
今回のnoteのエピソードもちらりと触れている幻冬舎カルチャーのアーカイブ動画は10月7日までご視聴可能です✨私の「忘れられない服」ぜひぜひ観てみてくださいませ🎥↓↓↓
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