「みんな」でやらないことのススメ
何か企画をする際は、みんなで考えて、みんなで議論して、みんなで決めて、みんなで行動して・・・と思っている皆さんへ
そもそも「みんな」って誰ですか?
これを見たあなたが、個別具体的に「○さん、○さん、○さん・・・の○人で、役割分担はこうなっていて・・・定例的にいついつ打合せを持っています!」と言えるレベルなら、それはもう「みんな」でやるというより、上のステージに入っています。
中の人が言いたい「みんなでやらないことのススメ」は、どんな局面でも全員合議制を敷きたがる人がいますが、それは非効率的でないばかりか、実は総無責任体制となってしまっていることが多いので、オススメできないということです。
非営利活動のよくある罠
みんなで考えて、
みんなで議論して、
みんなで決めて、
みんなで行動する。
だが、実は何も決まらない。
決まらないから動けない。
動けないから、いつの間にか・・・
たしかに、企画の方向性など大枠についてはみんなで決めた方がよいかもしれません。
しかし、叩き台もなくぼんやりとした「何かやりたい」的な議論だったり、期限を切らずにずるずると議論したり、はてはどうでもよい細部にまで議論が及んだり・・・なんて経験はありませんか?
これって、よくありがちな、結論の方向性を決めずに、ゼロベースで議論しましょう、なんてやるともうこうなること必至です(^^;
こうなるくらいなら、始めに活動の方向性や目指すべき姿を協議し、確定させて走り出した上で、個別のテーマについては、各責任者を中心として、協議・検討を進める、としていた方がよっぽど効率的です。
そして何より、「みんな」ではなく、1人ひとりに役割と責任が生じ、自覚を促す機会が生まれるのです。
2枚目の名刺で非営利活動を仮にしているとすれば、ストレスなく楽しくやりながら、成長を実感したり、社会貢献できたりした方がよくないですか?
得たいの知れない「みんな」に期待するのではなく、まずは自分の熱量に期待してみませんか?
熱い何かを燃やし続ける姿を示し続ければ、きっと反応してくれる人が現れるはずです。