子供の頃の思い出〜引っ越し編〜

3歳の時に、ある地方の新興住宅団地に引っ越した。その団地はまだ開発途中のため信号もなく、重機、工事車両や工務店の車が頻繁に行き交うリスキーな場所でした。でも、遊ぶ場所には困らなかったです。周りは空き地がたくさんあったので、住宅を建設する工務店のお兄さん達に木の切れ端を貰い、いろいろなものを作って遊んでいました。
ある晴れた午後、昼寝していたときの出来事。
ドーンという音と、物凄い揺れで目が冷めた。
雷でも落ちたのかと飛び起きた。引っ越し前に住んでいた場所の近所に雷が落ちたことがあり、あのときと同じ衝撃だったからだ。
慌てて外を見るとそこには・・・

土地の石垣になんとフォークリフトが突っ込んで停まっていた。
運転手は、よく見る職人のお兄さんだった。
コリャヤベエと直感した僕は運転席に跳び移った。全く動かない職人さん。救急車を呼ぶように母親を急かしていると、ワラワラと周囲の建設現場から職人さん達が集まり始め、応急処置がはじまった。救急車も到着し無事病院に運ばれた頃、警察の登場。フォークリフトの運転手の雇い主が名乗り出て事情聴取。
警察が帰ったあとに雇い主が何度も謝罪し、石垣の修繕をするとのこと。修繕に約1ヶ月位かかったかな。毎日くる職人達と仲良くなり、石垣修繕後も、団地内の建設現場を、めぐり仲良くなった職人さんを見つけ、木の切れ端をたくさんもらったり、コンクリートの左官の手伝いしたり、タイル貼ったりして遊んでもらった。
造成中の団地だったので、幼稚園を卒園する約2年ほぼ毎日現場に通い職人さん達と遊んでもらった。懐かしい思い出です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?