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査読論文2年連続でリジェクトされて心折れたけど諦めずに博士号取得

 研究者が必ず通らなくてはいけない研究論文の査読(投稿された論文をレフェリーと呼ばれる第三者の専門家が読み、学術雑誌への掲載にふさわしいかどうか判断される工程)。大体1年かけて調査・研究して論文を書き上げて学会に提出し、査読を受けます。そこでいきなりリジェクトされる場合もありますし、質疑や指南があり修正して通る場合もあります。各大学の指針にもよりますが、博士号取得のためには2~3本この査読付き論文を書き上げるのが必須となります。

 僕の場合は最初の1本目は運よくすんなりと通り、これならいけるという実感を得ました。しかしながら二年目に2本目を投稿→リジェクト、三年目に3本目を投稿→リジェクト、、、完全に心折れました。自分が博士号を取るなんてやっぱり無理だったんだと思い悩んで途方に暮れていた時期があります。社会人ですので半年位大学のことは置いておいて、実務に打ち込んでいました。その間は、なぜ自分は博士号を取ろうと思ったのかという根本的なことを深く考える時期でもありました。

・自分の実務分野でもある都市計画・都市開発という分野を探求したい。
・将来自分の研究によって世の中を良くしたい。
・出来ればそれで利益を得たい。

様々な理由がありました。でも、もう一度やろうと思ったきっかけはもっと単純な思想でした。

誰かからやりなさいと言われたわけでもない、
自分自身でやろうと決意したんだから最後までやり遂げる!

 博士号を取得したとて、残念ながら今の日本企業はそこに価値を見出せていないので海外に出て活動しない限りはさほどアドバンテージにはなりません。

 社会人学生として博士号を取得するのは自身の経験より相当大変なことで、必ず挫折する時がきます。その際に立ち直るには色んな理由付けがあるかもしれませんが、強い決意に勝るものはありません。

これから博士号を取ろうとする方へのアドバイスとして言えるのは、

必要なのは「理由」ではなく「決意」



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