モラハラ妻との12年間 FINAL ~裁判終結・離婚成立編~
裁判の進行
裁判は1~2ヶ月に1回のペースで、平日10:00~17:00くらいの間で担当裁判官が期日を指定し、30分~2時間程度おこなわれます。
結果、和解調書を見ると、最後は9回目だったようです。
調停という話し合いの場とは異なり、裁判では尋問のために本人が呼び出されない限り、代理人(弁護士)のみ出廷すれば住むため、基本的には弁護士さんとの電話やメール等でのやりとりが中心になります。
私の場合は「判決」前の「裁判所和解案」で終わったため「本人尋問」は無く、結果的に裁判になってからは一度も裁判所に行っておりません。
裁判期日には、毎回代理人弁護士さんが「日当」と「実費」(電車賃など)で行くことになります。
もちろん、行きたいと言えば呼び出しなくとも行ける(傍聴できる)んですが、平日の昼が多いので、田舎から何時間もかけて往復はきついという観点から一度も出向いていません。
原則本人の対面出席を必要とする調停とは異なり、直接手渡す必要がある証拠品等があれば、弁護士さんの所属する法律事務所に持参やPDFの送信などをするくらいで、裁判は本当にアナログな紙のやりとりが続きます。
私の場合は県境に避難しているので、家から近い隣県の事務所の弁護士さんが遠い遠い隣県の裁判所へ出廷してくれました。
ただ、主張が煮詰まってくる(お互い証拠も出し合って、あとは「裁判所和解」or「判決」待ち)と、私の弁護士さんの事務所と管轄の裁判所が遠いことから、最後の数回となる口頭弁論は電話だったようです。
基本的には、裁判でも和解に持っていく方針のため、煮詰まってきた段階で主張や証拠を精査し、裁判官も当事者に和解をすすめます。
もちろん法律や判例に則った解釈となりますが、あくまで証拠やそれまでの主張による担当裁判官の判断がすべてです。
見通しはわかりますが、結果は出てみないと弁護士さんでも分かりません。
裁判官も人の子ですから、確定的な証拠に加え、いかに誠実に対応してきたかという「心証」も大事です。
裁判所和解案の提示
「私が頼んだ内見した不動産業者の査定」「相手が頼んで内見した不動産業者の査定」の中間値が、実際の住宅ローンの残債より高かったため、その2分の1を財産分与。
当然ですが、不動産業者の査定というのは頼んだ人の言い値になるので、「住みたい側」(つまり、今回は元モラハラ妻)は安い査定を、売りたい側(私)は高い査定を出してもらうので、不動産鑑定士を頼まない限りお互いの頼んだ不動産会社が出した査定額の「中間値」(÷2)となります。
養育費は源泉徴収票などの最新年度のものによって、最新の「養育費算定表」により決定されます。
こちらは、和解でお互いが別の案を出さない限り、原則支払い義務のあるものとなります。
そこから、お互いの別居時の貯金や退職金、不動産(土地家屋)や動産(車など)や株の時価をひとつひとつ財産分与の対象と認めるか、認めないかを裁判官が判断し、最終的な財産分与となります。
1回目の裁判所和解案提示後も、「やっぱり学資保険は引き継がないから、支払いから免除してくれ」とか「一括はきついから半年くらいの分割にしてくれ」とか、細かい財産分与系の証拠(別居後の何回かの固定資産税やら、もろもろも支払え)を出してきました。
が、私としては早く終わらせたいため、すべて条件を呑み、しかもこちらから調整金として、「裁判所和解案で終わらせる場合は調整金50万円払う」(相手の支払い債務から相殺)旨の提案をしました。
結果、慰謝料代わりとも言える調整金を支払ってでも、結果的に、不動産の価値などが向上してくれたおかげで、相手側である元モラハラ妻が「本件解決金をこちらに支払え」という和解案になりました。
結果、私にマイナスはなくトントン程度です。
不利な状態から受任してくれ、ここまでもってきてくれた弁護士さんには感謝感激雨嵐です。
和解・離婚成立
その後、互いの主張を取り入れた2回目の和解案が提示されたのですが、11月某日にお互いの代理人弁護士が家庭裁判所に出向き、それを認めた時点で「離婚」が成立しました。
( 形式的に「離婚届」は出すものの、離婚は「和解」「判決」の日となりますので、その日で離婚成立です )
ちなみに「和解」ではなく、「本人尋問」→「判決」の流れの場合は、以下の点が判決文に盛り込めないことということを弁護士さんから言われたこともあり、今回多少の調整金を支払ってでも、和解で終わらせるつもりでした。
また、推察になりますが、
から、出廷での「本人尋問」は、相手も相手側の代理人弁護士も避けたかったように思います。
「婚姻費用」が「養育費」より高額なことから、離婚裁判を極力延ばすことは常套手段ではありますが、それにしても、明らかに証拠提出を何ヶ月も延ばしてきてますし、これ以上の裁判官の心証悪化もよくないと判断したのでしょう。
私の弁護士さんからも、「担当の裁判官はかなりフェアで、相手に有利な感じでもない」旨のことを伝えてもらっていました。
終結
裁判終了後から数日後、担当の弁護士さんに報奨金や実費など(やっぱり3桁はいきますね…)を支払い、「住宅ローンの借り換え」や、「債務の分割払い」(当事者間だと支払わない可能性があるので、弁護士さんの法律事務所の口座を介して回収)は残っているものの、これで(元)モラハラ妻とはさようならです。
支払ったコストはそこそこいい新車が買えるくらい、おそらく向こうのコストも若干「報奨金」が低いくらいで、似たようなものでしょう。
互いのコストを併せたら、家族で世界一周旅行いけただろうに…。
当然、養育費は支払うので、月1回の子どもたちとの「面会交流権」は項目にも盛り込んでもらったのですが、「当事者同士の話し合いによる」以上、子どもから望む限りモラハラ妻とは一生話す気がないため、会わないです。
私はモラハラのトラウマで、今後一生涯相手(元モラハラ妻)の顔も見たくないし、声も聞きたくないので、「当事者同士の話し合い」は断固拒否なので。。。
みなさん、変な人とは付き合ったり結婚しないようにしましょう。
離婚後、婚活で初めてデートした人がすごく変な人で悪夢だったとか、マッチングアプリ試してみたらメンヘラばかりだったとか、実に私らしいです。。。
( こちらもよかったら暇つぶしにどうぞ↓ )
結婚は簡単ですが、離婚は大変です。
2年間つらかった。。結果、14年間でした。。。
このシリーズはこれでハッピー?エンド(私にとっては)です。
これまでご購読いただきありがとうございました!
Merry Christmas and A Happy New Year!!
前を向いていこう!