モラハラ妻との12年間 ⑦ ~反訴+離婚裁判1・2回め編~
さて、このシリーズでは前回の調停終了時から4ヶ月くらい空いてしまいましたが、調停終了後しばらくして訴状が届き、裁判に突入しました。
その後、10月に第1回、12月に第2回の裁判がおこなわれました。
次回は来年1月に第3回が控えていますが、準備からこれまでの流れを今回は述べていきます。
訴状到着・弁護士受任へ
裁判が終わって1ヶ月程度してモラハラ妻側から訴状が届きました。
調停時より慰謝料を100万円ほど上乗せしてきました。(弁護士や裁判費用を乗せてきたのでしょうか?)
調停と裁判は別なので、訴状は調停から弁護してもらっている弁護士事務所ではなく、やたらと大きな封筒で普通郵便で自宅に届きます。(なぜレターパックプラスを使わないんだろう??)
すぐさま調停時から受任してもらっている弁護士さんに訴状を持って引き続き弁護をお願いに行きました。
もちろん弁護士費用はまた別途かかります…。(痛い)
反訴手続き~受理まで
反訴というのは裁判で訴えられた側が訴え返すことです。
「時間」「場所」「事実」が特定されていれば告訴が可能ですが、受理するかどうかは事件が起きた場所の管轄の警察署に委ねられています。(あまり大きな事件でないと乗り気でない感じ…)
告訴するにはさらに弁護士費用もかかりますが、あまりに主張が一方的なため、反訴することに決めました。
「包丁を向けられ、刺されるのを防ぐために包丁を握った際、左手の指を3本負傷した」という内容です(事実です)。
事件の翌日含め、当時診察した医師の「カルテ」・事件の内容を話していた当時の「証人のメール」を証拠に弁護士さんに告訴状を準備してもらい、弁護士さんを引き連れて管轄の警察に告訴しました。
警察では調書作成とともに、警察署にある道場で事件の再現(自分と相手がどういう状況で事件が起きたか)、事件の起きた場所(当時住んでいたアパート)に出向き写真撮影(もちろん現在は他人が住んでいるため外観程度)など、朝から夕方くらいまでかかりました。
しかしながら、告訴するには全治期間が明記された「診断書」(事実を示す「カルテ」は用意していたのですが、だめとのこと)が必要とのことで、当時のクリニックに「診断書」を準備してもらい、後日、正式に受理されました。
告訴が警察に受理されると、(「被害届」とは異なり)警察はきちんと捜査を尽くし、捜査資料を検察に送る義務が発生します。(なので、小さな事件の場合、ちゃんと弁護士さんを付けていたり、きちんとした証拠がないと受理されないケースも少なくないようです)
今後、裁判では「被告」(民事裁判で訴えられた側)であり、「反訴原告」(民事裁判で訴え返した側)という複雑な呼称となります。
歯には歯を。攻撃は最大の防御なり。ですね。
裁判1回目
調停と裁判の徹底的に異なる点は、代理人(弁護士)がついている場合、当事者は裁判所に呼び出されない限り出向く必要がないということです。(もちろん傍聴席で傍聴したいなどあれば行ってもいいのですが、裁判は平日昼間です)
第1回目は主張を口頭弁論するのみで終わったとのことでした。
ここでは何も決まりません。
訴えてきた内容に関して、抗弁を述べる程度です。
約1か月半後に第2回をおこなうよ…という内容で終わりました。
ちょっと失敗したことは、調停は訴えられた側の最寄りの裁判所でおこなわれるのに対し、裁判は訴えた側の裁判所でおこなわれるということです。
私の依頼している弁護士さんは他県なので、毎回ものすごい距離を移動することになります。(申し訳ない…)
裁判2回目
今回は主張がモラハラ妻側の順番なのですが、通常は裁判1週間程度前までに裁判所や相手側に書面を送らなければならないのですが、今回も裁判2日前という直前に私の弁護士事務所にFAXしてきました(ギリギリまで書類を出さないのは嫌がらせ?というくらい毎回反応がギリギリです…)
LINEのやりとりなどを証拠資料にあいかわらずの一方的なディスりです。
ただ、今回はこちらも証拠とともにきちんと警察を通して反訴しているので、裁判官も「もうそこはいいから、財産分与の話をしようよ…」というちょっと呆れた雰囲気だったとの報告を受けました。
反訴についてもモラハラ妻側が包丁を私に向けたことは認めているものの、やはり「(事実とは異なるのですが)私が暴力を頻繁にふるっていて、その日も襲ってきたため、包丁は正当防衛だった」というような言い訳をしているようです。(もちろんそんな事実はなく、嘘です)
調停・裁判で大切なこと
繰り返しとなりますが、たとえ相手が嘘の主張をしたとしていても、それを嘘と証明できない限りは「証拠主義」の裁判ではどうにもなりません。
逆に言えば、正当防衛しようとした証拠がなければ、LINEのやりとりなどを寄せ集め、ストーリーで状況証拠とするしかないということです。
私は毎日モラハラ妻にスマホなどの中身を隅々までチェックされ、将来モラハラ妻側に不利となるような画像も動画もやりとりも全て消されていました。(この件については、証拠となるかは分かりませんが、DV無料相談にて弁護士会に無料相談した際の弁護士のメモがあるので、次回出してみようかな…と検討中です)
「住宅ローン」を支払わないという決断
実はちょっと捨て身の作戦でしたが、モラハラ妻側に私の弁護士を通して「もう住宅ローンは支払わない」という通告をし、支払いをしていません。
モラハラ妻は現在も私が購入した一戸建てに住んでいるのですが、別居後も私は住んでもいない住宅のローンや固定資産税を支払ってきました。
退去命令は家族の場合、家族が住んでいる限り不可能です。
現在の住宅価格だと複数社に見積もってもらったところ、どこも残債以上の提示があり、むしろプラス分を財産分与の対象とできるため、これまで何度も「退去してくれ」とお願いしましたが黙殺されました。
住んでもいない家の住宅ローンを別居しながら払い続けることは経済的に厳しいため、私の弁護士さんから相手側に通達の上、支払うことをやめました。
今後、「ブラックリストに追加→住宅ローンの一括返済(期限の利益の喪失)→強制競売(退去命令)」となり、それが唯一退去してもらう手段だからです。
逆にそこに住みたければモラハラ妻側が払えばいい話ですし、払えなければ実家に住むか、どこか借りて住めばいい話ですので、法的には至極当然の話です。
ただ、第2回目の裁判で、私が一切関知できない、私名義の口座であれば住宅ローンを支払うとのことでした(裁判官も通しています)。
固定資産税までは叶いませんでしたが、住宅ローンを借りた金融機関に相談の上、離婚が成立して借り換えまで支払う専用の口座を作成し、(本当に支払うかどうかは現時点では分かりませんが)モラハラ妻側にお互いの弁護士を通して送りました。
第3回に向けて
今後は財産分与に向けての話し合いが主な争点になると思いますが、私に財産はほぼないので(雹害を受けた車も査定に出したところ、全国平均29万円とのことでしたので共有財産として分与すれば14.5万円)、早く終わればいいなぁ…と願っています。
(まだ血液型すら知らず、本当に私の子かは分かりませんが)もう子どもたちの声すら1年以上聞けていませんので、また人生で出会うことがあるのかしら…と思いつつ、がんばって生きていきます。
巷はクリスマスなんですね。今年も去年に続きクリぼっちです。
長い戦いは続きますが、引き続き状況を共有していきます。
どんな結果に終わろうとも、「現実のリアル」であるため、みなさんのヒントになれば幸いです。
また報告しますね。
それまでは、私の「経験の宝」の中から抜粋した別の記事を書きたいと思いますので、「よかった」「勉強になった」「大変だなぁ」などあれば、「スキ」「フォロー」お願いします。
m(_ _)m