くだらない先入観を捨て考察してみる。現代の日本語は面白万能で奥深い説。
皆さまこんにちは。
毎日、仕事に家庭にとお疲れさまです。
好んで田舎にUターンし、これまでの経験をなんとか活用しながら、田舎生活を楽しく快適に過ごそうとしている筆者です。
色んなワークスタイルを楽しみつつ、デザイン制作や撮影編集など、クリエイター兼広報みたいな感じのお仕事をしています。
さて、つい最近、車の移動中に聴いたラジオで、「外国人お気に入りの日本語」という質問があり、その時ある言葉に吸い寄せられました笑
それは、
「ヤバい」
です。
「ヤバい」って言葉、便利が神がかっていて、かなりヤバくないですか?笑
こんな事を言うと、博識な方や文学にお強い方、記者さんなどからは「語彙力がない」「いい加減」などと否定のお言葉も頂きそうですが💦
筆者も最近自分で歌詞を書いたり、元々編集マンですので、言いたい事はわかるのですが、それでもやっぱりすごい言葉だと思うので、今回はそれをまとめておこうと思います。
「やばい」の便利さと汎用性:日本語の豊かな表現力を象徴する言葉
「やばい」という言葉を一度でも使ったことがある方は多いのではないでしょうか。 特に若者の間で多用されており、もはや日本語における現代の「万能語」とも言えます。
では、「やばい」という言葉がどのように便利であり、どんなシーンでどのように使われているのかを考えながら、その汎用性と日本語の表現力の豊かさについて掘り下げてみたいと思います。
日常会話における「やばい」の多様な使い方
「やばい」という言葉の最大の魅力は、その使いやすさと柔軟さだと筆者は思います。
日常会話の中でもかなり使われており、その多様な使い方がいかにも日本人らしい表現だとすら思っています。
驚きや感動の表現
「あの展望台からの夜景、マジでヤバいよ!」
ここでは「ヤバい」が「すごい」「感動的だ」という意味で使われていますね。 友達におすすめしたいほどの美しい景色に出会ったとき、思わず口にする感激の言葉です。
「このピアノの演奏、やばいくらい上手い!」
才能ある技術やその高さに対する賛同の気持ちを、「やばい」という言葉一つで強く伝えています。
緊迫感や危機感の表現
「締め切りがあって1時間しかない…やばい!」
この「やばい」は、「焦る」「まずい」といった意味ですね。追い詰められた状況や切羽詰まったシーンで多用される表現です。
「車のガソリンがもうない…これ、やばくない?」
日常の小さなピンチにも「やばい」は適応しています。ここでは「危険」「まさか」という感覚が理解できます。
ポジティブな体験や満足感の表現
「このカフェ、やばいくらいおしゃれだね!」
「おしゃれで素敵だ」というポジティブな感情を、「やばい」というカジュアルな表現で示しています。この時、だいたいの人はこの「やばい」を危険な意味では捉えないのではないでしょうか。
「昨日のライブ、ヤバいほど盛り上がった!」
エネルギーや興奮を伝えるために、「ヤバい」を使うことで、通常の感激を超えた特別な感情が表現できます。
実はけっこうヤバい「ヤバい」という言葉の語源らしきもの
「ヤバい」の語源は、江戸時代の隠語に由来すると言われています。
元々は、犯罪者裏社会の人々が使っていた言葉で、当初の意味は「危険」「不都合」「不利な状況」といった否定的なものでした。
「やば(危険場)」という言葉が語源とされており、これは「危険な場所」や「危険な状況」を意味していました。警察に目をつけられるような場所で「ヤバい」と使うことで、「ここは警戒すべき」「この状況は危険だ」と伝えてたと言われてます。
このように、当初の「ヤバい」は裏社会や危険な対決で用いられる隠語でしたので、その辺の由来をご存知の方が難色を示すのもわかる気はします。
しかし、今、その言葉は進化を遂げており、一般社会にも広がり、日常会話の中で使われるようになりました。
どんどん進化していき、若者の間で頻繁に使われる、ポジティブな意味合いでもれるようになったのです。
現代では「すごい」「驚くべき」「感動的な」といったポジティブなニュアンスを含むことも多く、「ヤバい」 は時代の流れに応じて柔軟に進化してきた言葉だと言えます。
「やばい」の汎用性
このように、「やばい」はその意味の幅広さから、様々な場面で使われています。 筆者の感覚だと、「すごい」「素晴らしい」という意味で使用されることも多い感覚です。
とは言え、予期せぬトラブルや困難な状況にも適しています。
「急に雨が降ってきた!ヤバイ!」のように、古来の意味合いのように危険や不安、焦りを表現することもできます。
こんな便利な言葉は、他の言語でも翻訳不能で、代替え言葉を見つけるのは難しいでしょうね笑。
この汎用性は、日本語の表現力の豊かさの一例とも言えます。 言葉を持つ意味の幅が広いため、状況に応じて使い方を変えることで、相手に伝えたいニュアンスを簡潔に伝えることができるのです。
意外と、ビジネスの場面でも、クライアントとの距離が近い場合や、少し砕けた会話が許される雰囲気であれば「ヤバい」を使って感情を伝えることができます。
時には「チームのパフォーマンス、ヤバイですね!」と伝えることで、大変さを感じさせつつも、思いを込めた感想を伝えることが可能です。
また、特にマーケティングやエンタメ業界など、クリエイティブな職場では「やばい」という言葉は非常に頻繁に使われます。
広告やキャンペーンの企画を評価する際に
「これ、ヤバくない?」「え、ヤバっ!」という感じで、斬新さやインパクトの強さを一瞬で共有できます。
今時、「ヤバい」のひとつも使いこなせないようでは、むしろ、表現力、感受性、共感力なくてヤバいんじゃない? という事にもなり得るというわけでございます。好みですけどね💦
言葉のニュアンスとイントネーション
「やばい」の魅力のひとつに、そのイントネーションと表情によって意味が変わるという点も挙げられます。同じ「やばい」という単語でも、イントネーションや口調を変えることで、異なる意味を持たせることができます。
ポジティブな場合:
明るい声色で「やばーい!」と伸びることで、「とても良い」というニュアンスを伝えることができます。例えば、美味しいものを食べたとき、楽しいイベントに参加したとき、感動する映画を見たときなどに用いられます。
ネガティブな場合:
暗い表情で「やばい…」と短く、低い声で言うことで、「まずい」「危険」「どうしようもない」といった意味合いを伝えられますね。
このように、「やばい」はその場の雰囲気や、声の調子、表情などによっても意味が変化します。 日本語ならではの「言外の意味」を理解する文化が、言葉に豊かな表現力を与えているのです。
日本語の表現力の高さ
「ヤバいなんて言葉は、表現力がない」という諸先輩のお言葉もあるかと思うのですが、筆者はそれは間違いだと思っています。
「やばい」という言葉の便利さは、むしろ日本語の表現力の高さを象徴しています。他の言語では、ある言葉が複数の意味を持つことはさほどありませんが、日本語では「イントネーション」や「その場の空気感」を感じ取る繊細な感覚、感受性がその意味を補完し合い、状況に応じて柔軟に解釈することができます。これって、日本人の、日本語の素晴らしい所です。
例えば、「すごい」という言葉も、良い意味でも悪い意味でも使うことがありますが、「やばい」も同じような多義性を持っています。
つまり、「やばい」はその良し悪しの違いを越えて感情をそのまま反映する言葉なのです。
要するに、「ヤバい」は、より人の感情や共感せんと場の空気などを読み取る高度な日本語であり、表現力の塊のような言葉なのです。
ね? ヤバいでしょ?笑
日本語には一言で様々な感情や状況を表現できる「一言万能語」が多く存在します。中でも「ヤバい」は特に多くの混合で使える万能な表現なんじゃないかなと思います。
「ヤバい」って、やっぱヤバいね。
いかがでしたでしょうか? 「やばい」という言葉は、単純なスラングの一つではなく、日本語を持つ柔軟性と豊かな表現力を示すものです。
状況に応じてネガティブにもポジティブにも変化し、またイントネーションや声のトーンによってが変わるという特性は、他の言語にはなかなか見られない魅力があります。
ここまで読んで、上の見出しの「ヤバい」を危険に捉える人はいないでしょう? 「凄いよね」って意味で捉えてくださいね。
日本語の言葉の種類による幅広さも素晴らしいものなので、それを好む方から見れば、「若者言葉」や「スラング」と軽んじられるかもしれませんが、実は「ヤバい」には日本語特有の「空気を読む力」や「表現の多様性」が息づいています。立派な日本語なんですよ。
まぁ、文字だけで感情が伝わりにくい記事書きには向きませんけどね💦
例えば、、、
筆者が最近買ったヤバいキャンプグッズ
⬆️ひとめぼれ購入♪ これヤバくないですか? 形も大きさも丁度良くでヤバ! これで朝コーヒー飲んだらヤバすぎた♪
あああ、、ひっどい紹介文です笑
やはりこういう記事については、
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
秋・冬キャンプおススメなコンパクトで可愛いアルミケトル
⬆️サイズ(約):130×150×高さ77mm(本体のみ)、重量(約):137gと、大量のお湯は沸かせませんが、カップ麺、コーヒー飲んだりするのに最適♪
ソロキャンプにも丁度イイと思います。朝コーヒーをこれで飲む。最高👌
て感じですよね。
そう、「ヤバい」は対面でその場の空気感やイントネーション、表情などを読み取れる環境でこそ最強の「一言万能語」ですが、詳しい情報表現には向かないという面もあります。
エグい、ヤバい、パネえ、ワンチャンいける、などなど。
色んな意味合いを持つ短い言葉が今はたくさん生まれています。
でも、よく考えてみると、
「春はあけぼの。 やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
訳「春は明け方がいい。 だんだんと白くなっていく山の稜線が、少し明るくなってきて、紫がかった雲が細くたなびいている景色が、とても趣き深くていいですね。」
と、短い文章から情景を読み取る事は古来から行われ続けてますね。
さしずめ、
「田舎の春の朝ってヤバ、白化粧の山とホワイトパープルな雲マジパネえ。最高!」
ですかね笑
参考になるかどうか不明ですが、筆者は書いてて楽しかったです♪