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永田鉄山という人
今年の初め頃、誘っていただいた社外の研究会に参加し、日本の近現代史を勉強していた。
日本の学校医教育では、日本近現代史をその重要性に比して過度に軽く扱っているのは大変ゆゆしきことだと思っているが、近現代史を正確に教えることができる人がきわめて少ないというのもその一因かもしれない(鶏か卵かも問題でもあろう)。
そんな矢先、歴史にたらればは禁物とはいえど、「もしこの人が生きて活躍していたら」と思う人物は永田鉄山ではないかと思うに至る。
永田の前に永田なし 永田の前に永田なし と言われるほどの空前絶後の頭脳であったらしい。当時の帝国陸軍において。
どれほど明晰であったかとても興味はある。
第一次大戦の調査をすべく渡欧し、次の大戦を予期し、兵器の進化を確信して日本の経済力拡大の必要性を信じ行動に移した人物。
しかし執務室である日突然同僚に惨殺されてしまう。
日本の社会システムはこういう人物を昔も今も排除するようになっているのかもしれない。
だとするとあまり希望は持てない。