常に代替案を持つこと
自分のはてなブログ(http://jimkbys471.hatenablog.com/)でたびたび言及している、「1日3時間働いておだやかに暮らすための思考法」には「なるほど」と膝を打ちたい記述がいくつかある。
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その最たるものが
「真の知性とは、囚われない心を持つ力である」
だ。
そう。囚われることは一般に愚であり苦である。
MBA留学中、最も学びの多かった授業はNoel Tichy教授(あのジャック・ウェルチのアドバイザーだった人だ)のリーダーシップのクラスだった。
企業は危機に近づくほど、取りうる戦略の選択肢が少なくなる。収益性が低下した既存事業に代わる新規事業に投資しようにも、投資余力もなく、育てる時間的猶予もない。結果として既存事業にしがみつくしかなくなる。
個人にしても、「これしかない」「絶対に失敗できない」となると不安や恐怖に苛まれる。結果としてベストを尽くせない。
「これがだめでもあれがある」という代替案を持つこと。
「これに失敗したからといって命を取られるわけじゃない」と開き直れること。
単に開き直るだけでなく、客観的に「プランB」を考えられること。
確かに知性とはそういうものである気がする。
ブッダの教えやエピクロスの哲学にも通ずる。