ある親子の会話(政治家)
次に挙げる親子の会話は、事実を忠実に再現したものではなく、著者の勝手な妄想で書かれたものである事を最初にお断りしておきます。なので、決してこの親子が元内閣総理大臣とその次男の会話ではないかと勘違いして、私を名誉毀損などと言う、マニアックな法律オタクが仕掛ける攻撃の為、YouTubeでもお馴染みの売れっ子弁護士を、海外でホリディ中のホテルのプールサイドから急遽、呼び寄せるなんて事は無いように、重ね重ねご容赦願います。
「世襲議員の誇りを持って勝いなさい!」
「世襲の誇り?」
「そうだ!政治も世襲!歌舞伎も世襲!近所の蕎麦屋の大将も世襲だ!なので、秘伝の出汁のレシピは後継にしか教えないし、蕎麦屋で働くおばさん達の人間関係に気をつかう暇があったら、店の玄関に貼ってある、パート募集の貼り紙に、『皆んなと仲良く出来る人募集』(大阪上六商店街の蕎麦屋で実際に貼ってあったパート募集の貼り紙)と書き添えておきなさい」
「蕎麦屋のおばさん達って仲悪いの?」
「あぁ、私が蕎麦屋の店に入ってまずやる事は、パートのおばさん達の人間関係チェックだ。そうするとすぐに見えてくる」
「何が?」
「あのおばさんが親ざる、その隣の意地悪そうなのが2番ざる、その横であくせく働いてるのが子猿というふうにだ!いいか!バカでも元気よく雄弁に、爽やかな笑顔で堂々とこの選挙戦を戦いなさい!政策なんてどうでも良いとは言わんが、大事なのはパフォーマンスだ!選挙戦の応援演説で如何に聴衆を酔わせるか、殺し文句を考えておきなさい」
「はい!先生!」
「滝川クリステルがファーストレディになったら、世界中の外交舞台で、東京オリンピック招致のプレゼンで当時話題になった『おもてなし』を振りを付けてやって欲しいと、必ず大勢のセレブからリクエストされるはずだ。その日を楽しみにしていなさい。人生いろいろ。世襲もいろいろです!」
この後、我らのしんちゃんは、見事に散っていかれました。
おわり。