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【講演報告】災害時の心のセルフケアについての講演を行いました
3/2(土)花火のまち長岡市(中越地震で被災したまち)で行われた新潟統合医療研究会3月定例会で『体験談から考える災害時の心のセルフケア』と題して講演を行ったので報告します。
能登半島地震では新潟県も(私の住んでいる柏崎市を含め)一部地域が被災しました。このため被災時の心のセルフケアについて改めて学びたいので講演してほしいという依頼が入り、1/1に起きた能登半島地震で避難所に避難をした実体験の中で起きた3つの出来事をもとにメンタルセラピー的な考え方でどう解決していくかを参加者の皆さんにも考えてもらいながら双方向性の講義を行いました。
その3つの出来事とは、①鳴り止まないSNSの通知、②避難者名簿の記載に時間がかかったこと、③名簿の確認に時間がかかったことです。
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この時に起こるトラブルやイライラは何か?を参加者の皆さんに書いてもらった後、メモ用紙(図1)を使って一番上にイライラすること、左側に固定観念、固定観念と逆のこと、右側に受け入れたこと、解決策を書いてもらいました(図2)。
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今回の講義では3つのメンタルセラピー的な考え(①義務、責任から愛、感謝の関係へ、②いい、悪いの評価を外し、ありのままを受け入れる、③他人と過去は変えられないが、自分と未来は変え放題)をベースに解決策を書いていただきました。
参加者の皆さんから、心を無意識に苦しくしていた考え方の癖に気づくことができたというお言葉をいただきました。また私自身も「こういう考え方があるのか!」という気付きもあり、グループメンタルセラピーの要素も味わうことができた講演となりました。
今回の講演で最も伝えたかったことは、『避難所では楽しんではいけない(避難所は我慢する場所)』という固定観念に注意すること。
これは避難所にいる時に聞こえた「避難所って楽しいね」という声がきっかけで気付けた自身の苦しい考え方でした。
避難所で「どう楽しむか」、「どうラクに過ごしていくか」を考え続けることがその後の生きる力に関わってくるかもしれないと思ったので、そのことを皆さんに伝え、では「あなたはどうしたい?」と問いかけて講演を終わりました。
講演の準備をしていて、災害時の備え(避難袋など)だけでなく、災害時の心の備えも常日頃行ってくことが大切だと思いました。この心の備えはセルフメンセラでも十分行えるので、引き続き行っていきたいです。
1/1の能登半島地震で亡くなられた方の御冥福を祈るとともに、被災された方の生活が守られますよう引き続き祈ります。
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