「僕は君たちに武器を配りたい」を読んで


31歳の読書感想文
3年1組 じんぶけんと

読書感想文を書くにあたり、この本を読みました。
この本を選んだきっかけは瀧本哲史さんの訃報を知り今まで知らなかった彼の考えについて深く知りたいと思ったからです。この本自体については知りませんでしたが、結果としてすごくいい選択だったと思っています。

まず最初にこの本をおすすめしたい人は高校を卒業して社会や大学に入ったばかりの夢や希望や未来のある若者にこそぜひ読んでほしいと思いました。私が購入したのはエッセンシャル版であり価格も500円程でコストパフォーマンスが圧倒的に高いです。余裕があるならば原著を読むべきだと思います。
内容としては多少難しい横文字の言葉も出てきますが、もしわからない言葉が出てきたのならば必ず調べてすべてを自分の言葉として受け取れるように何度も読むべきだと思います。

前半では現代の資本主義を実態の社会に即した形で解説されており、決して机上の空論のようなこともなく、かつ何度も筆者の言いたいことが形を変えて繰り返すような書籍でもなく、無駄なく洗練された内容で、本当に今世の中で起きている問題をなるべくわかりやすく記述されていると思います。
後半ではその資本主義社会を生き抜くために一人ひとりがどのようにあるべきか、それぞれの社会における役割を著者の見解で記述しておりここは自分自身の今の立場と周囲の人の役割を具体的に想像しながら読み進めていくと良いと思います。

途中で出てくる世界的な企業や経営者の特徴についてもしっかりと解説されており予備知識が少なかったとしても十分に理解できるのではないかと思います。
またこの本を読み社会に出て数年後、また何か道に迷ったときにこの本を読み返してほしいと思います。きっとその時にはまた違った視点で理解が広がるのではないかと思います。

この本の特徴として新しい知識が得られるタイプのものやノウハウが得られるものではなく、社会に対する考え方を示唆してくれる羅針盤のような役目を果たすものと思います。

本を読み、感覚を磨き、能力を高め、投資をして、その結果を社会に還元していく、それが自己成長にとっての大切な観点でありその初歩として本書がおすすめではないかと思います。

この記事を読み、面白そうだなと思った方がいればぜひ購入を勧めます。気になるものが出てきた時にすぐに行動するかしないかで人生は大きく変わります。あなたの人生が良い方向へ向かっていくことを願いつつ筆を置きたいと思います。

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