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地下クイズ問題集 WxY対策お役立ち度ランキング

地下クイズの基本問題で戦われるオープン大会「WxY」の第2回開催が決定しました。
そこで巷に出回っている地下クイズの問題集を読み比べて、WxY対策の有用度でランキングをつけていきたいと思います。
あくまでも私個人の主観に基づくことはもとより、「基本問題」というWxYのコンセプトに沿った上でのランキングとなりますので、場合によっては問題集そのものとしての出来は優れていても点数は低くつけられるということもあります。その点はご了承ください。

※現在は入手できないものを含みます。


◆WxY記録・問題集


おすすめ度:★★★★★

言わずと知れた第1回WxYの問題集です。基本問題をコンセプトとした大会の第1回の問題集ということで、まぁ読んでおくべき問題集としてこれ以上のものはないでしょう。
前回大会の大会長は運営に一切タッチしないことを明言されており、当然ながら問題の傾向は変わって来るでしょうし、同じ問題はそうそう出ないでしょうが、コンセプトが明示されている大会である以上は大きく問題の傾向が変わるというのも考えにくく、やはりこの問題集を読んでおくことがマストかなと思います。
「地下の基本問題と難問の違いがわからん」という人はまずこれを読みましょう。
対策という意味では、同じ題材でも違う答えを問う問題が出ることは十分に考えられるので、気になった問題は自分で改めて調べてみるくらいじっくり読み込むのがおすすめです。


◆松本博文の非公式地下クイズ問題集

おすすめ度:★★★★☆

まずは地下クイズ初心者には必ず手に取って欲しいなと思うのがこちら。
「セックス」「ゴシップ」「薬物」「殺人鬼」「宗教」「オカルト」「裏社会」「北朝鮮・中国」「地下系一般」というジャンルごとに、最低限押さえておきたいタイプの問題と、いかにも地下クイズらしいクスっと笑える問題をバランス良く掲載しています。
基本的な問題、バラエティ寄りの問題、難問がバランスよく配分されており、ある程度腕に覚えのある地下クイズプレイヤーでも、久しぶりに読んでみると新鮮な感覚を味わえる問題が必ずあるはず。
答えに横に書かれている解説も必読。こういう部分からどんどん自分で調べていくことで知識が広がります。


◆Samizdat

おすすめ度:★★★★☆

現在までに4巻が発売されているJimmy Jeanによる問題集。聞いたところによれば元々WxY対策として始まった短文地下例会の問題集なんだとか。
簡潔にまとまっている問題文が多く、指を鍛えるのにうってつけ。
「よからぬネタは全部問題にしてやろう」という強い意志を感じる内容で、基本的な問題も多い一方で、ネタ的な問題や地下かどうか微妙な問題、時事問としてしか使い道のない問題もあるので、WxY対策として考えた場合は、多少読む側に選り分ける目も求められるかもしれません。
逆にいえばそれだけ幅広いジャンルを取り扱っているので、知識の幅を広げるのには役立ちます。


◆鈴木貴博の非公式地下クイズ問題集

おすすめ度:★★★

こちらは作問する人にお手本にしてほしい本です。
地下クイズとはこうやって作るものだといえるような、ユーモアとトンチに溢れた問題集になっています。
松本さんの本同様にジャンル別に良問を取り揃えている他、後半には短文早押し系の精選100問が掲載されており、こちらはWxY対策にはマストといえるような基本問題が詰まっています。
ただ全体的には上級者向けで、基本よりも真髄に重きを置いた本といえそうです。それだけに地下クイズ愛好家にとっては必読書といえそうですが。


◆衒考

おすすめ度:★★
令和最初の地下クイズ王決定戦に出場された鈴木玄さんの問題集。
性愛に特化している内容のため、対策用としてはポイント低めにさせていただきました。
ただこういう大会は何か1つ得意ジャンルを持っていることが大きな強みになる(ゴシップ、不祥事系はボタンの押し合いになりやすいので、個人的にはそれ以外に得意ジャンルを持っていることが望ましいと考えます)ので、こういう深掘り系の問題集を読んでおくことは損にはなりません。
特にエロは地下の中でも最も広くて深いジャンルといえるので、どれだけ掘ってもやりすぎるということはないはずです。
エロの他に地下クイズ王決定戦対策用の自作問題も載っていて、どういうところにポイントを絞って対策をしていたのかが垣間見れます。


◆地下クイズ日本旅行

おすすめ度:★

どこで買ったのか忘れましたが、私の地下クイズフォルダーに入っていた問題集。全部で100問弱のコンパクトな内容。
その名の通り、各都道府県にまつわる問題が47問と普通の地下クイズが収録されています。
あんまり対策の役には立たなさそうですが、都道府県絡みの問題は視点が面白いです。こういう枝葉の部分が頭に入っているかどうかが、早押しで抜け出すコツではないでしょうか?

◆地下クイズ王決定戦 公式問題集

おすすめ度:☆

地下クイズの元祖といえば、やはりBAZOOKA!!!の地下クイズ王決定戦かと思います。その公式問題集。
確か発売されたのは第6回の放送後くらいだったでしょうか?私も発売記念イベントに行きました。
凄腕のクイズ作家が携わっているだけあって良問揃いですが、WxYの対策には向きません。なによりも1ページ1問という贅沢な紙の使い方をしているので、問題数が少ない。まぁファンのためのアイテムですね。
でも後半の読み物などは、地下クイズをどう戦うかを考える上で参考にされてもいいかと思います。


◆第21回GHQカップ


おすすめ度:★★☆

社会人クイズサークル「コンモリ」で行われた事件・殺人限定の例会記録。
「衒考」同様にジャンル限定なので十分な対策にはなりませんが、強みを磨くという点ではいいです。
とにかく長文の問題が多く、有名な事件でも意外と知らない背景などが掘られていて、そこそこの殺人マニアでも「知ってたけど知らなかった」ことが一杯出て来るかと思います。
短文早押しこそ余計な情報を多く持っている方が有利という面もあるかと思いますので、力をつけたい人にはおすすめです。
どこで手に入れたのか忘れましたが、どっかで手に入るはず・・・?


◆陰謀論基礎問題50


おすすめ度:★★

陰謀論ウォッチャーの雨宮純さんがnoteで公開した50問(有料版は70問)。
基本問題という割には高難易度ですが、これが基本問題といえるくらいになったらあなたもいっぱしの陰謀論ウォッチャーでしょう。
確かに難易度は高いのですが、そんなに捻った問題はないので、やっぱり基本なのかなと思います。覚えておいて損はないです。


◆そのクイズ、凶暴につき

おすすめ度:★★☆

最後に僭越ながら自作問題集をご紹介します。
2019年頃からやっているオンライン例会の記録集になります。
初期の問題は割と基本的な問題が並んでいるのですが、参加者が基本的に「愛好家」ばかりの例会ということで、回を重ねるにつれて難易度が上がっていく傾向があり、WxYの対策には適していないと思います。(あくまで対策用に読むなら2よりも1がおすすめです)
ただ問題数はそこそこありますので、読んだ中から気になったものを自分で調べて、そこから知識を広げていってもらったらと思います。


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