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KWANGYAについて考える【SMCU世界観考察】

aespa、Girls以来約10ヶ月ぶりのカムバック&アルバム発売初日の販売量歴代K-POPガールズグループ1位おめでとうございます🎊
aespaちゃんたちはRealWorldでの暮らしを楽しんでいたり、はたまたループする夢に閉じ込められている疑惑があったり(SMは美男美女を夢に閉じ込めるのが好きなのか?)と色々な考察がありました。
BlackMambaも倒しKWANGYAからRealWorldに戻ってきた今、一旦KWANGYAについて情報整理しておきたい!と思ったので、改めてSM全体の世界観“KWANGYA”について考察していきたいと思います。

※この考察は個人の見解であり、SMの世界観ならびに紹介したグループの世界観を正確に表すものではありません(あくまで1つの意見としてご覧下さい)。

そもそもKWANGYAって何?

2020年下半期、aespaのMVに登場した単語”KWANGYA” 。その後もaespaのMVに必ず出現し、aespaに限らずNCT、EXOなどにも歌詞にたびたび使われSMの世界観を表す1つの大事な要素となっている。
”광야(KWANGYA/クァンヤ)”は日本語で”荒野/広野”の意味を持つ。

昔KWANGYAがあった
その向こうにKOSMOが存在した

ここまではあなたも一度聞いたことがあるだろう

SMCU the Origin

↑動画公開当時「いや、初耳ですけれども」という方が多かったはず。
どうやら、” KWANGYA”とその向こうにある”KOSMO”はSM全体のアイドルに関する大事な要素であり世界観における共通の知識らしい。
そこで、実際に”KWANGYA”が歌詞として登場するMVを視聴しもう少し”KWANGYA”について深掘りしていこうと思う。

【特記事項】
・昔KWANGYAが存在した
・その向こうにはKOSMOという場所も存在している

aespa

~aespaの世界観に頻出する単語を超簡単に紹介~
ae>もう一人の自分。自分のデジタル情報で作られたデジタル存在。アバター。
naevis>aeやaespaたちをサポートしてくれる人物。訳あってFLATから抜け出すことができず、KWANGYAを監視する任務を持っている。
SYNK>aeと現実世界の人間が繋がり意思疎通ができる状態のこと。何かの理由でこの繋がりが消え意思疎通が不可能になることを”SYNK OUT”と呼ぶ。
FLAT>aeやnaviesが滞在している場所。
BlackMamba>SYNK OUT現象の元凶(おそらく)。敵。

KWANGYAの登場―BlackMamba

君を誘惑して飲み込んだのは Black Mamba
君はKWANGYAを彷徨っている
私の分身を見つけたいの

aespa/Black Mamba 0:43~ 

全てを飲み込みそうなBlack Mamba
君はKWANGYAを彷徨っている
君に対抗して私は負けられない

aespa/Black Mamba 1:42~,2;47~ 

【特記事項】
・”君(=ae)”を飲み込んだのは”BlackMamba”
・”君(ae または Black Mamba)”はKWANGYAを彷徨っている

KWANGYAの”ルール”―NextLevel

KWANGYAに歩いていく
知っている 君のHomeground
威嚇に立ち向かって 追い抜け 追い抜け 追い抜け

aespa/NextLevel 0:26~

絶対に後ろを振り向かないで
KWANGYAのもの 欲しがるな
約束が破れたら全て取り返しがつかなくなる

aespa/NextLevel 2:08~

I'm on the Next Level
さらに強くなる 自由に
Next Level 私は
KWANGYAの私じゃない

aespa/NextLevel 3:27~

【特記事項】
・aespaたちはKWANGYAに向かっている(徒歩圏内)
・KWANGYAは”君(BlackMamba)”のHomeground(本拠地)である
☆KWANGYAのルール
①後ろを振り向くな
②KWANGYAのものを欲しがるな
↑ルールを破ると”全て取り返しがつかなくなる”

Next Level 君を ついには私が壊す
Next Level KOSMOに届くまで
Next Level 追い抜け 追い抜け 追い抜け

aespa/NextLevel 0:57~,3:14~

いつからか不安になっていく合図
君を破壊してしまう
Come on! Show me the way to KOSMO Yeah(―KOSMOへの道を私に示して)

aespa/NextLevel 2:18~

・KWANGYAを追い抜くとKOSMOに届く
・aespaたちはKOSMOへの行き方を知らない

BlackMambaとの再戦―Savage

I'm going KWANGYAへGame in
倒す 巧みな難問
And my ae から遠ざける 会心に満ちた君のTrick
We gone KWANGYAへGame in
切ってしまえ 私の光の剣
ダメージを受けた君に 情け容赦ないパンチ

aespa/Savage 1:44~

忘れないで ここはKWANGYA
君の時空間は 私が好きなように
Make it break it

aespa/Savage 2:04~

【特記事項】
・KWANGYAにaespaはたどり着いた
・時間、空間にとらわれず変化し続けるKWANGYAでは、”君”だけでなく”私”も好きなように時空間を作ったり壊したりすることができる(ことにaespaは気づく)

BlackMambaとの決戦―Girls

変わったのよ 私たちが
KWANGYAを超えて帰ってくるとき
歪んでしまったae さらに私らしくまるでシンクロして見える

aespa/Girls 0:30~

【特記事項】
・aespaたちはKWANGYAを超えたところから帰還した(そこがKOSMOであるかどうかは明記されていない)

aespaの世界観から見るKWANGYA

aespaの世界観の補足として、MV以外にもYoutubeのaespa公式アカウントでは、10~20分のストーリームービーとして3話まで展開されている(23年6月現在)。
先ほどあげた4つのMVからは分からなかったKWANGYAの詳細情報について見ていこうと思う。
KWANGYAの概要
ep.1で起きた謎のSYNKOUT現象を解決するためにaespaはKWANGYAに行くことに。aeと再開したaespaは、naevisからSYNKOUT現象の理由と”KWANGYA”について話した。

FLATの向こう
何も定められていない、無規則、無定形の無限の領域。
時間・空間にとらわれず、絶え間なく変化し無限のエネルギーとデータが流れる所
そこがKWANGYA。

aespa 에스파 ‘ep.2 Next Level’ – SM Culture Universe 2:34~

また、Next Levelで歌詞中にあったKWANGYAのルールについても再度挙げられている。

最後にあなたたちが守るべきKWANGYAのルールがある
一つ目はKWANGYAのものを欲しがらないこと
そして絶対後ろを振り向かないこと

aespa 에스파 ‘ep.2 Next Level’ – SM Culture Universe 5:31~

・KWANGYAへの行き方
FLATのむこうにあるKWANGYAには、現実(RealWorld)から行くことはできない。そのため、FLATにいるaeたちとRealWorldにいるaespaの意識を同期化する”SYNKDIVE”を行い、FLATに到着することに成功した。SYNKDIVE(意識の同期化)を行うためには眠らなければならないようだ(=無意識下への移動)

眠っているaespaたち(ep2 4:51~)

KWANGYAに移動するためにnaevisは道(穴)を示し、KWANGYAで迷わないようにaespaたちに蝶を同行させた。

KWANGYAへの道を示すnaevis(ep2 5:06~)

・KWANGYA内の移動方法
KWANGYA内の移動方法の1つとして、MV(BlackMamba)・aespa 에스파 ‘ep.2 Next Level’ – SM Culture Universe で登場した、「電車」が挙げられるだろう。

電車の中にはBlackMambaがいた - aespa 에스파 'Black Mamba' MV
蝶に案内されたのはBlackMamba行きの列車だった(ep2 8:30~)

・KWANGYAの存在そのものについて
ep.3にて、「あなたは一体誰?」という質問にBlackMambaは次のように答えている。

私はあなたたちの欲望で KWANGYAで作られた(ep.3 6:04~)

また、SYNKOUT現象を引き起こした理由として次のようにも述べている。

人間からKWANGYAとaeたちを守り 人間がなくても存在できることを見せてあげるため
(ep.3 6:48~)

人間がaeを消費物として扱っていることに怒ったBlackMambaは、aeとKWANGYAを守るためにSYNKOUT現象を引き起こしたと言う。
また、aeはもちろんの事、KWANGYAも人間がいないと存在できないということが言えるだろう。

【特記事項】
・KWANGYAそのものの存在について
①FLATの向こうにある
②無規則、無定形の無限の領域
③時間・空間にとらわれず、絶え間なく変化し無限のエネルギーとデータが流れる所→そのため迷いやすい
④人間がいないと存在できない
・KWANGYAへの行き方
→SYNKDIVE(意識の同期化、無意識下への移動)を行わなければならない
・KWANGYA内の移動手段
→電車
・BlackMambaは人間の”欲望”によって作られた

NCT

NCTU/90's Love

行ったことない空間の意味
互いの存在を感じる90's love
力が大きくなっていくと come and find me(ー来て僕を見つけて)
KWANGYAを超えてもっと近くにいる

NCTU/90's Love 1:56~

Tonight 新しいその衝突の波紋は広がっている
(大きくなっている yeah)
もしかしたら届きそうなKOSMOを感じたんだ僕は
Let me show you 90's love

NCTU/90's Love 2:36~

【特記事項】
・”僕”はKWANGYAを超えたもっと近いところにいる
・KWANGYAを超えたところで”僕”はKOSMOを感じている

NCTはKWANGYAをすでに超えているようだ

NCT DREAM/Hello Future

Here we go, here we go, satellite radio
僕の未来に伝えてくれ
世界中とあのKWANGYAの上に
後悔なく愛したと言うよ

NCT DREAM/Hello Future 0:38~

【特記事項】
・”僕”は後悔なく愛した気持ちを”世界中”と”KWANGYAの上”で言うらしい

KWANGYAの上で愛を叫ぶDREAM

NCTの世界観から見るKWANGYA

・NCTの世界観について

NCT는 꿈을 공유한다.
NCT는 각자의 꿈속에서 음(音)을 가진다.
비로소 음들은 하나 되어 음악이 된다.
우리는 꿈속에서 공감한다.

NCTは夢を共有する
NCTは夢の中でひとつの音を持つ
音は1つになって初めて音楽になる
僕らは夢の中で共感する

NCTmentary EP1. Dream Lab

NCTの世界観で重要なキーワードは”Dream(夢)””Empathy(共感)”である。
NCT (Neo Culture Technology)は開放性と拡張性に焦点を当てたグループで、世界各地には”夢”を共有することができるNCTが存在する。
NCTメンバー1人1人は1つの音を持っており、”夢”の中で”共感”し彼らの音が1つになることで”音楽”が生まれる。

・無意識のKWANGYA

テヨン:あ、マーク、なんだよ。なんでこんなに遅く来たの?
マーク:ごめんね皆、長い一日だったんだ。今しがたやっと眠れたとこだよ。ていうか、皆ここに居るんだね。
ジェノ:あ〜、今日は何だか夢で…ジョンウに会いそうな気がしたんだよ。そしたら大正解だったね。
ジョンウ:おお〜!ジェノ。おっきくなったねぇ。僕も自分の予想してたメンバー達がほぼ皆集まってるみたい。だんだん周波数を良く感じとれてきた。
ジェヒョン:考えてみると、僕たちこうやって無意識のKWANGYAで集まってから随分経ったね。

NCT2021 YearDream:Stage4

夢の中で共感した彼らは、無意識のKWANGYA(NCTメンバーが共有する夢の中)で集まった。1人1人の周波数(音)を聞き取ることで、共有夢の中にいるNCTメンバーが予想できるようだ。

・KWANGYAの概要

We are imputed to the community while living under a lot of influence.
Which makes general world of conscious just a built up of sediment from these influences.
Beyond the horizon of this sediment there is another world named the... 'Unconscious'.
This world of unconscious is a world made of filtered events emotions.
Which are the factors that only respond to 'I' in the conscious world.
It keeps expanding limitlessly from the deep sea beyond the infinite universe.
We call this wave 'KWANGYA' created by filtration from the sea of unconscious.

私たちは多くの影響を受けながら生きているうちに、共同体に帰属するようになる。
そのため一般的な意識の世界は、これらの影響による土砂が積み重なったものに過ぎない。
この土砂の地平線の向こうには、もう一つの世界がありその名前は...”無意識”と呼ぶ。
この無意識の世界は濾過された出来事や感情でできている世界である。
これらの要素は意識世界の”I”(私)にのみ答える。
無意識の世界は、無限の宇宙の彼方の深海から無限に拡張し続けている。
この無意識の海から濾過されてできた波(波動)を”KWANGYA”と呼ぶ。

NCT 2020 : The Past & Future - Ether

一般的な意識世界(=現実)で私たちは共同体に帰属される。その向こうには ”無意識” と呼ぶまた違った世界がある。無意識の世界(=夢)は濾過された出来事や感情でできており、これらは意識世界の”I(私)”にしか反応しない。この無意識の世界は宇宙の彼方から深海まで無限に拡張している。この無意識の波動を”KWANGYA(荒野)”と呼ぶ。(-NCT 2020 : The Past & Future - Ether)
つまり、NCTの世界観で”KWANGYA”とは無意識(=夢)が振動して残った空間(波動)である。

【特記事項】
・KWANGYAそのものの存在について
無意識(=夢)が振動して残った空間(波動そのもの)
②濾過された(無意識下で思っている)出来事や感情でできている
→これらの要素は意識世界(=現実)の”I(=ae?)”自分にしか反応しない
NCTは無意識のKWANGYA(=共有夢)で集まり、”共感”する
・KWANGYAへの行き方
眠り夢の中(=無意識下)に移動する
・NCTとKWANGYA
→世界観との繋がりが非常に強い:”無意識”と”夢”
→NCTメンバーは夢を通して意識世界(=現実)と無意識世界(=KWANGYA)を行き来することができる。またNCTはすでにKWANGYAを超えているようだが、未だにKOSMOにはたどり着いていないようだ。

その他

Don't fight the feelings/EXO

頑固な理性に 振り回されてはならない
KWANGYAの上を疾走する

EXO/Don't fight the feelings 1:47~

【特記事項】
・EXOはKWANGYAの上を疾走している

→”理性(欲望)に振り回されない”ようにするため
→KWANGYAには”欲”がたくさんある?

KWANGYAの上を疾走するEXO

Devil/MAX CHANGMIN

Ooh 後悔で波打つ眠れない夜
僕が耐えるべき美しい長い彷徨いの時間

MAX CHANGMIN/Devil 1:40~

運命という名前で
ねじれたKWANGYAの中で
光に向かって歩いていく

MAX CHANGMIN/Devil 2:33~

【特記事項】
・MAX CHANGMIN氏はKWANGYAに滞在中

これは完全にKWANGYA(?)

・ねじれたKWANGYAの中を彷徨っている
→それは”耐えるべき美しく長い彷徨いの時間”
・CHANGMIN氏はKWANGYAのルールを破ってしまった?
→ルールを破ると”全て取り返しがつかなくなる”(KWANGYAに閉じ込められてしまう?)

ZOO/TAEYONG, JENO, HENDERY, YANGYANG, GISELLE

ここはKWANGYA YAYAYA
We so wild wild wild wild
No hesitate yeah yeah Yeah(―躊躇はなし)
l’m in the FLAT Over here didn't know it's so wild wild wild
(― 私はFLATにいる ここがすごくwildだって知らないの?)
私の前を塞いでも
I'm not afraid(―恐れない)
本能に従って全部をかけて Doing it all

TAEYONG, JENO, HENDERY, YANGYANG, GISELLE/ZOO 1:20~

Just like a ZOO Breaking the rules(―ルールを破れ)
Just like a ZOO Making the news(―ニュースを作れ)
Just like a ZOO We never lose(―俺らが負けることはない)
Just like a like a…Just like a ZOO
荒れた世界信じられるものなんかないってこと
So I ate and ate it all(―だから食い尽くす)
王座を守るだけさ
跳ねあがって広がるアドレナリン
止められない終わりを見るまでは
Let loose in the mood show them how we do
(―敗者は置いていけ 俺らが何をするか見せつけろ)

TAEYONG, JENO, HENDERY, YANGYANG, GISELLE/ZOO 1:59~

【考察】
・”ここはKWANGYA”
→無意識下(=夢?)で集まった5人
・Giselle:私はFLATにいる
→KWANGYAとFLATは現実世界ではなく、無意識の世界であることの示唆
・KWANGYAという存在への反抗?
☆荒れた世界(荒野=KWANGYA)で信じられることはない
→だから本能(欲)に従って全て食らい尽くす
☆”止められない終わりを見るまでは”→終わりとは何か?
仮説①:KWANGYAという存在の終わり
仮説②:KWANGYAの先にあるKOSMOへの到達

【特記事項】
・SMドルはKWANGYAを集合地点として会うことが可能

まとめ

結局、KWANGYAって?

・無規則、無定型であり、無限に拡張する空間
・意識している世界(現実)ではなく、普段意識することのない出来事や記憶、感情からできている無意識の世界

→そのため、KWANGYAへは無意識下への移動(例:眠る)をしない限りたどり着くことはできない
・人の無意識的記憶に依存するため、人間がいないとKWANGYAは存在することはできない
・主な移動手段は電車 一応徒歩でも移動することができる
・ルール(※)を破ると”全て取り返しがつかなくなる”

→KWANGYAに閉じ込められ現実に戻ることができなくなる

※KWANGYAのルール※
①絶対に後ろを振り返るな
→過去の思い出・行動を振り返って後悔すること
②KWANGYAのものを欲しがるな
・”KWANGYAのもの”とは?
→人間の”欲望”そのもの

各アイドルとKWANGYAの関係

aespa
FLATを経由してKWANGYAに行くことが可能
・現在(23年6月)、RealWorld(現実世界)に帰還している
・KOSMOへの行き方は知らない(naviesはおそらく知っている?)
NCT
・KWANGYAを超えたところにいる
・無意識のKWANGYA(NCTメンバーが共有する夢)で集まることが可能
・KOSMOを感じてはいるが未だたどり着いてはいない
EXO
・欲に負けないようにKWANGYAの上を疾走中
CHANGMIN氏
・KWANGYAを彷徨っている
その他
・SMドルは離れた場所にいてもKWANGYAで集合することができる

参考文献

・tama(@kwangya_otaku)さん
[aespa 第1章総考察] Black Mamba / Next Level / Savage / Girls

KWANGYAとは。EXO/NCT/aespa …

KWANGYAで迷子になるオタク達。NCT/aespa/SMent

・その他サイト等


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